今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

待ち遠しいのは

2008年02月04日 | 日記・雑記・ただの戯言
 今週末です。なにがあるかというと三連休だから。ゆっくり寝たいというのが現在の一番の願望。なにがどうだというと、今週は月曜から非常にハードだったので。

 まぁこんな事をいう時点でおっさんくさいというかなんというか。所詮私も四十を軽く過ぎてるので、そろそろ男汁が腐ってるのかもしらん。明日はギガ・チューズデーですか。ニュースは楽しみですね。(結構壊れてきてるなぁ)

ユリイカ

2008年02月03日 | 日記・雑記・ただの戯言
 たまたま寄った書店で「ユリイカ」なる雑誌を見かけました。雑誌としては「詩と批評」という類のようですが表紙の写真を見て即反応。中島らも特集でした。

 私はらも先生の著作はほとんど読んでるものですので「これは買わねば!」とレジに持っていったのですが、なんとこれが1300円。高いっす。内容はというと、見たことない写真が結構あったのがよかったかな? あとは美代子夫人の文章による最後の愛犬ペロについてが興味深いところ。それと鮫肌文殊氏の「フレームレスTV テレビの中の中島らも」がよかったです。

 とはいえ、まだ全部読んでないのですが「高い」という気持ちに変わりはないです。ちなみに、ユリイカの隣りに置いたのはらも先生の最初の単行本「頭の中がカユいんだ」ですが、集英社文庫で再発されてるのを本日見かけました。私の持ってるのはもちろん大阪書籍からの初版のもの。

 当時FM大阪の「月光通信」で「今度、本を出す事になって…ウソばっかりのノンフィクションなんやけど…大阪書籍って普段は教科書とか出してる会社から…」と語ってた録音テープはまだどこかに保存してあるような気がします。

 それにしても「なげやり倶楽部」をDVDにして発売してもらえないものでしょうか。今回の鮫肌氏の文章を読んでもよみうりテレビにビデオが残ってるかどうかわからないのですが。

1月のブックレビュー

2008年02月02日 | ブックレビュー
 張り切って書くということはそれなりに読めたということで。1月は休みが多かったですから進みました。新年一発目が「黄金仮面」というのは結構おめでたいのかも。(なのか?)  ということで早速レビューをば。

◇「黄金仮面」江戸川乱歩 (文庫・図書館で借りた)
 久しぶりに乱歩先生を読みました。何しろ昭和6年の小説なので文体とか漢字の使い方がそれなりに難しいのですが勉強になる部分も多いです。味わい深い文章でした。内容については前にも書いたのでパス。


◇「ラティーノラティーノ」垣根涼介 (文庫・新品で買った)
 これは昨年読んだ「ワイルドソウル」の取材日記。垣根氏は海のシーンを書こうと思うと、それだけのために海を見に行ったりして、またそれがイメージと違うと書かなかったりするそうですが、ブラジル移民に関する小説を書こうとして南米まで行ってしまいました。
 結構ご本人が喧嘩っ早いのがわかって面白いです。この話を見てると南米旅行も面白そうなのですが、やっぱりあちら方面は危険度も高いので気軽に旅行には行けません。独特の観察眼とお国柄への分析があって旅行記としてはかなり面白いです。結構短いのが残念でした。


◇「偽装国家Ⅱ~底なし篇~」勝谷誠彦 (新書・新品で買った)
 これは昨年ヒットした新書の第二弾。あちこちでいろんな偽装がありますから、多分第三弾も必至でしょう。


◇「ダライラマに恋して」たかのてるこ (文庫・新品で買った)
 ご存知たかのてるこさんの旅行記。「ダライラマに会いたい!」と思ってその願いをかなえようという話ですが、ダライラマに会いたい人はそれこそ山のようにいるわけで「なにもあなたがそこまでして」と思ってしまったのは私だけ? 彼女の本は三冊目ですがもういいかな? 面白くないわけではないのですが。


◇「永遠の1/2」佐藤正午 (文庫・図書館で借りた)
 「なんか聞いたことがあるタイトル」と思って図書館で手にしたのですが面白そうだったので読みました。一人語りの文体が、昨年読んだ「太陽の塔」になんとなく似ているような気がしました。ただしこちらは結構古い小説なんですね。古いとはいえ30年ほど前なのですが、携帯電話のない時代だと「彼女の家に電話してお婆さんと話す」とかいうシチュエーションがありますので今とは違います。面白くないことはなかったのですが、後半のストーリーをすでに忘れてしまいました。(ん~なんでだろう)


◇「いつか、虹の向こうへ」伊岡瞬 (ハードカバー・図書館で借りた)
 第25回横溝正史ミステリ大賞&テレビ東京賞ダブル受賞作だそうです。一言でいうとハードボイルドということになるのでしょう。結構面白かったです。登場人物がそれぞれ謎というか秘密を持った人ばかりで、「んな、アホな」というかうまく繋がりすぎるところがなきにしもあらずですが、全体としてはよくできた話です。主人公が元刑事という設定だといろんな事も知ってるし、結構強かったりするしで便利です。とりあえずは「あっぱれ!」という事で。


◇「黒い春」山田宗樹 (文庫・図書館で借りた)
 作者は「嫌われ松子の一生」でお馴染みの方です。こちらも面白かったですが謎の伝染病がテーマ。それも「突然激しく咳き込んで口を押さえた手が真っ黒になる」という事から「黒手病」と名づけられたというもの。なのでこれを読んでるときは当然悪い夢を見ました。主役の人たちが気持ちのいい人ばかりなのでそれが救いです。


◇「誰か」宮部みゆき (文庫・知り合いから借りた)
 宮部みゆきの本は数冊しか読んでませんが、これが一番面白かったです。それぞれの登場人物に関する表現が豊かで、あたかも本当の知り合いのように想像できるあたりがさすが。特に重要な鍵を握る姉妹の性格の違いの描写が細やかだったので。勘のいい人なら途中で謎が解けるのでしょうが、私はわかったのは400ページを過ぎてからでした。鈍いですね。


◇「グラスホッパー」伊坂幸太郎 (文庫・新品で買った)
 あえて分類するなら「殺し屋小説」だそうです。主な登場人物が、押し屋、自殺専門、ナイフ魔などという結構凄い話。最初はそうでもなかったのが、途中から急に面白くなります。最後の方は一気に読んでしまいました。この作者はまったく知りませんでしたが、結構興味を持ちましたので次も何か探してみようかと。  ちなみにこれを書いてたら娘1号から「え? お父さんも買ったの?」と言われてしまいました。娘とかぶったのは二度目です。効率悪いなぁ…。

◇「四度目の氷河期」荻原浩 (ハードカバー・図書館で借りた)
 「明日の記憶」などでお馴染みの作者ですが昨年も1冊読みました。こちらの方が面白かったです。主人公がとんでもない雰囲気なので「こいつは、いつ本当にやってしまうのだろう。踏み越えてしまうのだろう。」と思ってたのですが、最後まで凄惨な話にならなかったのが幸い。青春小説と一言で片付けられる話ではありませんが、かなりの力作です。



 1月は10冊読んだうち図書館から借りたのが5冊という燃費のよさ(?)。今年も年間80冊という目標にしてますが、こうなりゃいっそ100冊にしたいです。ジャンル違いも含まれてますので一概に並べられませんが、面白かったベスト3は
「黒い春」「誰か」「グラスホッパー」
かな? 面白くなきゃ途中でやめるので読んだ本はどれも面白かったのですが。ということで、今月も良い本にめぐり合えますように。

もちろん冗談じゃなく

2008年02月01日 | 日記・雑記・ただの戯言
 めざましテレビで見たニュース。例の冷凍餃子に混入してた「メタミドホス」なる殺虫剤を求めて、レポーターが中国の薬局で聞きました。そしたら
「禁止されてるのでダメです。売ったら銃殺されますから。」
ですと。

 日本にいると「約束破ったら死刑だよ」とか「今月の売上げ見込みを下回った奴は死刑!」とか軽い気持ちで言いますが(2番目のは私も時々言われます…)、中国では「死刑」とか「銃殺」とかってのは冗談で言えるレベルじゃないですよね。中国で死刑というと、私の認識では「公開で銃殺刑で殺人犯以外でもアリ」というものなのですが北京オリンピックも近づいた現在でも変わりないでしょうか。

 なお、今朝のニュースではそのまま地方の農家も取材してて、そこで出てきたおぢさんは「禁止されてるのを知らないのか普通にメタミドホスを散布している…」と紹介されていました。

 こういうのを放送するってのはヤバイんじゃないの? いずれにしても共産党の一党体制ですので中国政府をなめてはいけません。オリンピック大丈夫かなぁ。それより農家のおぢさんがヤバイのか?