Fit in fits

たまに富士山を撮影しています。「富士山と乗り物のコラボ」を撮ることが多いです。他のネタはほんの少し。

忍者雲

2008-03-05 00:57:20 | 雑記帳
 冬、日本列島に北から強い寒気が入ると、まぁ日本海側では雪、太平洋側では山に雪を降らせて乾いた空気が流れて、晴れベースのお天気になります。

 でも、関東地方沿岸部沖、および静岡県のとくに伊豆半島沖では標高の高い中部山岳にぶつかって東西に分かれた寒気が、東側は妙高から越後山脈→那須を通り、西側は北アルプス→飛騨山脈→中央アルプス→南アルプスと回り込んだ風になり、関東沖で再びぶつかり、低気圧がなくてもぶつかった気流が上昇し雲を発生させ(海上に出て再び湿気を含むためでもある)、相模湾沿岸、伊豆半島、房総半島、ときに東京都心にも雨を降らせることがよくあるんだそうです。

 これは予報も難しく、レーダー画像にも反映されにくく、しかも突然雲が発生するので「忍者雲」と呼ばれているんだそうです。

 この画像でもわかりますが、北陸沿岸には雪雲があるのに、中部山岳、越後山脈の南側と関東平野、静岡には雲がなく、その沖合いに雲が発生しています。

 もうちょっと小さな例だと、世界でも稀有なぐらい大きな独立峰である富士山では、富士山にぶつかって二手に分かれて回り込んだ風が、富士山の裏でぶつかり雲を発生させるのが見られます。「つるし雲」とか言われるのがその例ですね。


 ※かといって私が気象にとても詳しいわけじゃないので、ちゃんとしたことはもう一度調べてくださいね。
コメント
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