Fit in fits

たまに富士山を撮影しています。「富士山と乗り物のコラボ」を撮ることが多いです。他のネタはほんの少し。

2020/2/17の富士山とドクターイエロー 久々の名作と自画自賛(笑)

2020-03-11 13:25:51 | 富士川からの富士山と東海道新幹線図鑑

 2/17は晴れていいお天気。自分はちょうどお休みで、朝起きてもベッドでゴロゴロしていたわけですが、ふと思いついて調べたらドクターイエローが走る日だと気がつきました。

 それでも眠かったので、11時にもう一度起きて富士山に雲がかかっていなければ出動しようと思い二度寝に(笑)

 そして11時に起きた時に富士山に雲がかかっていなかったので準備して出発と相成りました(^^)/

 まずはこの写真からご覧ください。
  さて、今回撮影の場所は富士川の川っ淵とはいえ富士市ではなく「静岡市清水区」であります。その説明はこの下でするとして先に書いておきたいのは、“普通に水平を取って撮影すると鉄橋はこのようにやや右側が下がる”ということです。

 では撮影場所の説明をしましょう。今回撮影した場所はこちら…↓
 …と、これではよくわからないでしょう。引いた地図で示すとこちら…
 …になります。逆にさらに細かい位置としてはこちら…

 …になります。地図の二点鎖線が静岡市と富士市の境界なので撮影した場所は「静岡市清水区蒲原」ということになります(・∀・)
  ちなみにこの場所、今回は冬ということもあったのとたまたま草刈りがされた後だったので水際まで行って撮影することができましたが、おそらく春から夏にかけては草ぼうぼうになって撮影は出来ないと思います。一点だけピンポイントで撮影できそうな場所はありますが、そこは自分のとっておきの場所にしておこうかな(笑)。でもその場所は今回の撮影地点からややズレてます。

 で、2番目の地図を見ていただくとわかりますが、富士山頂を真ん中で捕えるとすると北北東になるのでそちらへカメラを向けると・・・新幹線の鉄橋は自分から見て真横ではなくかなり斜めの方向に通っていることがわかるのと、自分に対して左側より右側がかなり遠くなることがわかると思います。そうなると普通にカメラを構えて水平を取って撮影すると高さの関係もあって鉄橋の右側が下がって写ります。あと、レンズの収差の関係で鉄橋が反り気味になります(自分が使ってるレンズの場合)。

 だからそのまま新幹線を撮影すると…
 …鉄橋が坂のように見えてしまいます。(あと、この季節のこの時間、上り線を行く列車に鉄骨の影がちょうど窓のところにかかって100系新幹線みたいに見えます(笑))


 
 こちらは下り線を行くN700Aですが、こんな風に試し撮りをしながらお目当ての列車を待ちますが、ここでシャッタースピードにも迷いが生じます(*_*;


 
 …というのは、やはり斜めとはいえほぼ真横方向に走る新幹線はおよそ250km/hくらいで走っているわけで、シャッターを切っている間にも少し動くわけです。なのでシャッタースピードはかなり上げないと列車がブレてしまうのだけれど、シャッタースピードを上げると画像が暗くなってしまい、それをまた防ぐために感度を上げると画像が粗くなってしまうことになります。まあそれでも一番のメインは今回あくまでも「列車」なのでシャッタースピードは上げることにしました。今回は1/2500秒です。もっと明るいレンズやいいカメラなら粗くならずに済んだかもしれませんがそこらへんは大目に見てください(*´ω`*)


 
 てわなけでシャッタースピードはだいたいこんな感じで行こうかなとなったのがこちら。N700Aですね(^^♪


 
  そして、そうでした、まだ傾きの問題がありまして、自分の安物の三脚では傾きの調整が面倒なのと、今回撮影した場所は足場が意外と悪く三脚を立ててもかなり揺れてしまうということで手持ちで撮影したのですが、その傾きを直して撮影しようとすると意識しすぎて逆に傾いてしまうということになってしまいました( ;∀;)


 
 で、そのクセが直らないままでいよいよお目当ての列車がやってくる時間になってしまいました( ゚Д゚)



 はい、それではどうぞ、“見ると幸せになる”と言われている新幹線のお医者さんドクターイエローです('ω')ノ




 連写で撮影していますので何コマか載せておきます。

 あ、一番良いのは最後に載せますね(・∀・)



 いつもの撮影ですが、鉄橋の近くで撮影なら列車を手前に引きつけ、もっと離れた場所からの撮影なら列車は右寄りにします。これは引いた絵の場合、富士山との位置関係と列車が“川の上”に来ていないと(水が流れている場所の上でないと他のものが列車を遮ってしまう場合がある)バランスが悪くなるからです。


 ただし、今回のテーマとしては編成が短いドクターイエローなら真ん中に列車を置いて富士山も真ん中に据えて「シンメトリー」な感じで撮りたいと思っていたのであえて真ん中にすることにしました。

 へっへっへ、これはその“真ん中”を通り過ぎたものですよ~(・∀・)




 あっという間にドクターイエローは通り過ぎていきます。




 シャッタースピードを上げたのは正解だったと思います。あ、ドクターイエローは黄色いので普通の白い新幹線も飛びやすいのですが、さらにやや滲んで写りがちです。これはシャッタースピードを上げると暗く写りがちになることに対して有利に働きます(^^)/


 さあ、それではいよいよメインの写真を載せましょう…と言いたいところですが…

 …ここまでお読みいただいた方にはおわかりでしょうけどこの写真も逆傾きになってしまっています。なのでそこはちょっと修正しまして出来上がったのがこちらです(^^)↓


 この場合、やはり鉄橋と列車は水平の方が絵としてすわりがいいですよね。富士山は大きいので多少傾いてほとんど変わらないのも助かります(^^)/


 ドクターイエロー撮影の後はいつものグラウンドでいつもの構図の富士山を撮影しました(*'ω'*)


 おなじみの“富士山全景”。いつも午後ならグラウンドゴルフはやってないのですが、この日はプレー中でした。お年寄り元気だなあ…



  こちらは“富士山定番構図”。ホントは“全景”じゃないけど、一般的に全景を撮ってもらうとこんな感じになりますよね(*_*;


 こちらは“駿州江尻富士構図”。「東海道五十三次」の「駿州江尻」の中のシルエット富士山がこんな感じの形です。



 そしてこちらが“凱風快晴構図”。「富嶽三十六景」の中でも超有名な「凱風快晴」は研究によれば葛飾北斎の凱風快晴は北斎が田子の浦(今の吉原駅あたりの港)から江尻(今の清水駅あたり、ただし当時の港は巴川に入ったところだったようです)への渡し船に乗って見た角度の構図と言われていて、それはこの写真の方向であると考えられることから“凱風快晴構図”と私が勝手に名付けました(笑)


 最後は富士山頂周りの写真をどうぞ(^^)/ 今回のドクターイエロー写真は、自分でも久々の名作と自画自賛できるものでした。あの位置で撮ると富士山を大きく撮れるのでドクターイエロー写真というだけでなく風景写真としても良いのではと思うのと、あの位置から撮った人は他にいないので、まったく自分のオリジナルとして出せるのもうれしいです。他人と同じ写真を撮っても機材とかから質では敵わなくなってしまいますからなんとかオリジナリティを出さないとね(・∀・)

コメント
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