今日の記事はビールのグラスについてです。なぜ?中身じゃなくてグラスの話なのさ?・・という方に、ビールの多様さでは世界一のベルギービールのグラスについて、「ベルギービール博物館」というサイトに書いてあるので、先にそちらを読んでいただくと理解が進みます。
http://www.geocities.jp/beerforum/bglass.html要旨は・・・
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約800種類もあるといわれるベルギービールには、それぞれの醸造所や銘柄ごとに専用のグラスがあります。その一つ一つが個性的な香味を持つベルギービールは、それぞれの個性を引き立てるグラスが用意されています。
ピルスナーなど、比較的アルコール度数が低めで爽快な味わいを楽しむビールには、一気に喉に流し込む細長いタンブラー型のグラス。芳醇な香りを楽しむビールには、ワイングラスやブランデーグラスのような広口のチューリップ型のグラス。トラピストビールのように芳醇でかつ重い味わいのビールには聖杯型、キレ良い上品な味わいのランビックには複雑なブーケと繊細な泡を楽しめるシャンパングラスのようなフルート型のグラス。それぞれが、各ベルギービールの味や香りや色合いを楽しめるようにして選ばれています。ベルギービールは、それぞれのグラスを合わせて飲むことで、更に美味しさが増します。******
・・ということなんだけどね。
で、本題。
いつも好んで飲んでいるベアードビールでは、タイプがいろいろなビールのラインナップなのでベルギービールのように1つの銘柄で1種のグラスというわけではなく、8種類のグラスが用意され、タイプによって使い分けられています。それを見るのもまた楽しみなんで、タップルームに行って限定ビールを頼むたびに写真で記録して、忘れないようにブログにアップしているわけです。私の過去記事を見ていただければいろんなタイプのグラスがあるのがわかります。(カテゴリーの「ビールの記憶」をクリックするとビールネタがまとめて表示されます)
さて、上の写真のグラスはベアードビールの直営店、フィッシュマーケット・タップルーム(沼津)で、一番多く使われている「パイントグラス」(※)です。最近の瓶ラベルデザインと同じ方がデザインした版画マークタイプのグラスです。中目黒開店の時から使い始め、だんだんこちらのグラスに移行しています。
では旧タイプはどれかというとこちら・・
私も以前から使っているタイプでした。だんだんこちらの方が貴重になってくるので私は旧タイプを大事にしまって、現在は新タイプを使っています。
で、詳しいファンなら上の写真ですら、「あれ?ちょっとカタチが違う!」と感じたでしょうか?実は私も持っている旧タイプというのは写真右側のちょっと背が高いものです。
で、よく見るとグラスのガラスの厚みも違います。
これは、写真左のものはベアードビールのグラスの初期のモノで、この初期のもののほうが厚い分ガッシリしていて持った感じがいいです。近所のバーにあったのでちょっと写させてもらいました(このお店は東海地方随一のビールの品揃えです)。 でももうほとんど入手困難なんだよなぁ・・・と、グラス1つで想いをめぐらすのは本当のビール好きならわかっていただけるかと・・。
タップルームで「それ譲って」と、てっちゃんに頼んでみようかな・・。さゆりさんじゃないとダメかなぁ・・。
(※)「パイントグラス」・・パブで使われているビアグラス。英国(UK)の1パイントは568ミリリットルでハーフパイントは284ミリリットル。米国(US)の1パイントは473ミリリットルでハーフパインとは236ミリリットル。ベアードさんのは米パイント。