生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

拙著10冊目出版、ぜひ読んでね!おかげ様で19年続いている老舗ブログです。

微妙なネーミングS

2005-10-30 | 雑記

H2NCONH2入りのクリームを掌に塗る。
H2NCONH2
日本語でいうと、微妙なネーミング……

手荒れに絶大な効果のあるとして、
ハンドクリームにも配合されている。
また、プラスチックの原料としても需要だ。

その名、尿素

たしか高校で、化学の先生も言っていた。
「プラスチック製の食器の主原料なのに、
『おしっこの素』なんてネーミングはどうかなあ~」と(笑)

さて。
ここ数年、市町村がどんどん合併されて
魅力的な名前の町が消え、微妙なネーミングが増えてる気がする(笑)

いつか雑記にかいた、一番なくなってほしくない地名
「天津小港町(千葉県安房郡)」

韻が最高に美しいと思っていた。
日蓮聖人誕生の地として知られ、
かおり風景100選のまちにも入っていたが、
鴨川市と合併――この町名は消えてしまった。

同じように、千倉町(千葉県安房郡)
そのうち無くなって、南房総市になるとか……

南房総にあるから、南房総市って
身も蓋もない気がする。
が、実際には、新たに生まれる市町村には、
●●にあるから●●市、というネーミングが多く、
無機質な座標を連想しかねない。

地名とはいえ、やはり名前。
個性的な名前が、デジタル的な名前に埋もれてしまうのは少しさみしい。

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愚痴の未来

2005-10-30 | 雑記

今週、「年間の自殺者30000人問題」
についての特集が、シリーズで報道されていた。

この特集では報道されていないが、
深刻になっている人にたいして、
意外なほど癒し効果があるのでは、と考えていることがある。

それが、”話を聞くこと”

特にグチの類である。
グチと言ってもいろんなパターンがあるが、
気になる2タイプを。。。

1.真冬の網走で寒い寒い~型

ネーミング通り、真冬に網走旅行にいって、
寒い寒い、と文句を言っている人をイメージするとわかりやすい。

これは、言うことに意義有り=愚痴ることを愉しんでいる節がある。
北海道が寒いことはわかりきっているし、
訴えてもどうにもならないことも。

「それなら網走から出ていくといいですよ」
なんて、”正しい”アドバイスはたぶん不用。


2.聞いてほしい型

とにかく状況を説明して、
自分のつらい立場をわからようとするパターン。

多くの場合、
議論をふっかけようとか、解決策を考えようという気は
さらさらない。
ただただ話すことで、表情がどんどん明るくなる。

2つに共通するのが、
話す人は必ずしも”正しいアドバイス”を求めてはいない、という点だろう。
正しいことを言うと、
話し手が、自らの微細な落ち度を再認識して、
かえって、追い詰められてしまうことになりかねない。

愚痴り側が、話すことに意義有り、なのに対して、
聞き手は、聞くことに意義有り、なのかもしれない。

机に背筋を伸ばして座っていると、
聞く人もつい、”正しいこと”を言ってしまう。

休日の夜にコーヒーを啜りながらとか
晴れわたる海沿いの道をドライブしながら
行うのが一般的になれば、
グチも愉しいコミュニケーション手段のひとつになっていきそうだ

コメント (2)
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