少し前の話ですが――
午前3時。
ひっそりとエンジン音が近づき、インターフォンがなる。
「また、今日もよろしくお願いします」
やっぱり、一週間前と同じくガッツ石松似のあの人だった!
ある曜日は早朝出勤である。
もちろん、公共交通機関はなく
数週間続けてタクシーを頼んだことがあった。
ガッツもどきの運転手さんは、
「前週3時に●●さんに呼ばれたから、今週も呼ばれるかもしれない」
と思って、近所をうろうろしててくれたのだという。
客のもっとも少ない時間帯――
案の定、無線が鳴って「3時:●●さん」
と出たときには、手をたたいて喜んだとか。
「次回はいつ使います? できればこの辺に来ますんで」
と聞いていったさらに次の週。
迎えに来たタクシー運転手は、やっぱりガッツさんだった(笑)!
(PS)
ガッツ石松に似てる、とか好き放題言いましたが
百万が一、運転手さんがここを見ていたらすみません!
ネット世界も、現実世界と同じで思ってる以上に狭いみたいなので……
たとえば、適当にミクシィーサーフィンしてても、
知り合いを偶然見つけることが間々ありますしね。