生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

拙著10冊目出版、ぜひ読んでね!おかげ様で19年続いている老舗ブログです。

レッツ・サボタージュ!

2014-03-20 | 社会・法律・労働

■首都圏で交通スト 「料金返せ」「放送ぐらいしろ」
(朝日新聞デジタル - 03月20日 12:03)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=2810142

関東バスや相鉄がストライキを決行した。
「客の迷惑を考えろむかっ(怒り)!」などという怒声が飛び交い、
ストの張り紙をはがして投げつける光景もあったという。

かつては、鉄道・バスのストライキは珍しくなかった。
わざと電車やバスを遅らせる「サボタージュ」という亜種もあったらしい。

※サボタージュ
「サボる」の語源。ストライキの亜種。
わざとだらだら仕事をして雇い主に圧力をかける行為。

しかし現代日本では、
ストライキやサボタージュへの風当たりは強い。
でも、ストライキやサボタージュがほとんど行われなくなったのと、
ブラック企業が大きな顔をし始めたのとは無関係ではなかろう。

政府は「民間企業の賃上げドル袋」を連呼しているが、
労働者が積極的にサボタージュをすることで、
賃上げは効率的に進むのではなかろうか。

つまり「薄給だと思ったら手を抜く」こと。
「いい仕事をして欲しかったら、もっと高賃金を」
と雇い主や顧客に圧力をかけるのだ。

「お客様に迷惑をかけちゃう……」
「仕事があるだけでもありがたく思わなければ」
「1円でももらったらプロ。手を抜くなんてとんでもない」
…………。
日本人だとそう思ってしまうが、
そう考えてしまうと、ブラック企業の思うツボ。
ブラック経営者やモンスター顧客は、笑いが止まらないですぜもうやだ~(悲しい顔)。。。

非情なようだが、
ストライキやサボタージュは、れっきとした労働者の権利だ。
この前、インドでは医師がストライキをしてたくさんの死者が出ているそうだが、
「ストライキなら仕方ないよね」というのが国民の捉え方らしい。

日本では、労働者の権利がとかく蔑ろにされている。
労働者=奴隷、滅私奉公するのが当たり前、
という風潮には、ぜひともブレーキをかけなければならない。

生身の人間なのだから、
「少しでも楽をして高給を求める」権利があることを忘れてはならないだろう。

願わくは、都市機能が麻痺しても
「ま、ストライキなら仕方ないよね^^」というような
労働者に優しく、ゆる~い社会である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする