生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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このタイプのホラー小説大好き!

2021-03-11 | 音楽・文学・美術・芸能

最近読み終わったホラー小説だが、
滝川さりさんの『おどろしの森』、本当におもしろかった!
読むのを中断したくないがために、電車を下りるのを躊躇したほどだ。

「怖いか?」と問われれば、それほどではない。
しかし、ページを捲る手が止まらなくなること必須である。

ホラー小説には以下の3パターンがあると思う。

A:科学でも理屈でも説明がつかない。
B:科学では説明がつかないが、理屈は通っている。
C:科学で説明がつき、理屈も通っている。

一般にホラーといえば、Aが最も多い。
不気味なシーン、怖いシーンをこれでもかと登場させて怖がらせてくる。
バッドエンドが多く、読後にモヤモヤするものも少なくない。

Bとは、例えばある行動によって呪われた。
呪いを解くためにある行動をすることで、呪いから逃れた。
こんな感じのものだ。

Cとは、ホラーと思いきや実はミステリーだったという一種の「騙し小説」。
最近の作家では、赤星香一郎さんなどが代表的だ。

『おどろしの森』はBだ。

個人的に、ホラー映画の中でも、
音響や恐ろしい映像で怖がらせてくるものよりも、
ストーリーで怖がらせてくるものが好き。

そのために、小説でもBが好きなのであるが、
Bタイプのホラー小説って意外に少ないのだ。

コメント
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