昔、巨泉さんのクイズダービーで
「クマに出会ったとき、どうするのがよいか?」
という問題が出たのを覚えている。
選択肢の中には「顎を撫でる」のようなものもあり、
ムツゴロウさんじゃあるまいし、
そんなことできる日本人が何人いるんだ、と思ったが、
ずばり正解は「話しかけること」。
もちろんクマに言葉は通じないが、
「なんか言ってる。加害の意思はないらしい」
ということはクマにもわかるとか……。
それ以外にも、物(できれば食べ物)を放って逃げ、
クマが気を取られている隙に逃げる、
などという方法が紹介されている書籍もある。
※間接的に「餌付け」につながるのであまり好ましくない。
ということで、今年は猛暑の影響で
山が「大凶作」となり、クマがヒトと遭遇する事例が多い。
根本的な所を突き詰めると、
やはり日本の人口が多過ぎることに起因すると思う。
明治以降に爆発的に増やし過ぎたのだ。
日本人口をMaxでも100万人で抑え、
野生動物のためにたっぷり原生林を残しておくべきだった。
そうすれば、飢饉でクマがうろうろしたところで、
そうそうヒトとの遭遇はなかったことだろう。
日本人口約1億2000万人、二ホンツキノワグマ約10000頭。
どちらが調子に乗り過ぎたかは自明ではないだろうか。