生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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最暑の夏!?明治からの気温を調べてみた

2024-08-02 | 天気・気象
2024年7月は、観測史上最も暑い7月になったというが、
とにもかくにも、今年は暑い!

そこで、明治の頃からの東京における年間最高気温を調べてみた。

昭和に入ると38℃越えの日が出現し始め、
平成以降は39℃越えもちらほらみられるようになった。



体感温度は、気温以外に湿度も大きく影響する。
一般に湿度が高いほど、暑く感じる。
中東の人からも、東京の夏はしんどいと言われる所以である。

湿度が低いと、汗が蒸発しやすく、
どんどん気化熱を奪ってくれるが、
湿度が高いと汗があまり蒸発しない。

湿度が高い日本では、
ベッタリとした蒸し暑さが風物詩になるというわけである。

温度&湿度を組み合わせた物理量としては
「露点」もしくは「蒸気圧」を見るとよい。

2024年7月の東京で、私が見た範囲で
なかなかだと思ったのは、

蒸気圧:37.7 露点:28.0℃
気温:29.2℃ 湿度93%(27日19時)

蒸気圧:37.4 露点:27.8℃
気温:34.6℃ 湿度68%(28日15時)


35℃近くで湿度70%近いって、蒸し風呂そのものである。
そのうち、露点30℃超えも出るかもしれない……。

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