生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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期待と不安、そして考えさせられること

2013-09-01 | 社会・法律・労働

■残業代なし・罵声、拳も…ブラック企業にメス
(読売新聞 - 09月01日 08:51)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&from=diary&id=2561363


とうとうメスが入るのか……レストランぴかぴか(新しい)
政府がブラック狩りへと動き始めたのは、よいことだと思うウインク

だが、他の方の日記にも書かれていたが、
こういうのは「完全に抜き打ち」でやらなければ無意味だろう。
予告してしまったら、隠蔽の機会を与えてしまうと思うもうやだ~(悲しい顔)

そして、悪質な企業名が公開される際、
ブラックとして有名なWとかUとか、もう一つのWが入ってなかったら、
この政策が、茶番に過ぎないことがわかってしまうなふらふら

あるいは摘発される企業があまりにも少なかった場合にも……。

個人的には、日本企業の99%以上がブラックだと思ってるので。
●↓私の定義するブラック企業
http://blog.goo.ne.jp/cameleotino/e/b4e1df717c68a5012ee32adcff88747b


これまで、ブラック企業の摘発が遅れてきたのは、
労働法違反が、駐車違反と同格であるかのように考えられてきた背景が
あるのではなかろうか。

労働法違反は、れっきとした人権無視。。。
下手すればそのまま奴隷化に移行しかねない、
深刻かつ、きわめてゆゆしい問題なのだげっそり

また「労働法を100%守ったら経済が破綻するドル袋」という意見もある。

だがもし、労働法が守られることで経済が破綻するのであったら、
「この国は、違法な過労によって支えられてるブラック国家でした」
ということを証明することになってしまう。
それが怖くて、政府は本気で取り締まらないのかなw


ということで、
ブラックがデフォルトである日本にいると、どうにも感覚が麻痺してしまう。

シンガポールで働く人に聞くところによると、
「たかがビジネスで叱られたり説教される」
なんてありえないし、意味がわからないと聞く。

少し古いデータであるが、ネットで流れてる
「俺が見たスペインの職場」と「俺が見た日本の職場」
を比べて見れば、いかに日本の職場が遅れているか、
そして、野蛮で幼稚であるか、考えさせられてしまう……。

--------------【引用】-----------
俺が見たスペインの職場はこんな感じ波

* 自称早朝(ただし10:00)出勤
* 昼飯は当然自宅で。何があろうと自宅に帰って飯。
* 飯の後は昼寝。昼寝がないと働いてられねーよ、と。
* 午後はワイン(しかもボトル)でも引っかけながら陽気にお仕事。
* 職場がアルコール臭。
* 遠くから歌声が聞こえてきたかと思ったらこっちも負けては
居られないと熱唱。仕事そっちのけ。
* 土日どころか、かったるい日は全般的に休み。
* 夏休みは7月から9月まで。でもなぜか仕事よりマメに
* バカンス先の写真を律儀に送る。
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俺が見た日本の職場はこんな感じ爆弾

* 弱い者いじめをしても「指導」「教育」と言っとけば許される。
* 仕事で成功しなければ、生きてる価値がないと思わされる。
* 仕事には(無限の)責任感を持たなければならない。
* (達成不能な)ノルマも果たさずに帰るなんて許されない。
* 病気になっても簡単には休めない。
* 同じ質問を2回すると激怒される。
* 有休を消化したり定時で帰るのは、犯罪扱いだ。
* 夏休みは5日もらえたらラッキーな方だ。
* 有休は遊ぶためではなく、どうしても会社にいけないときに会社が許してくれる休みなので、会社に感謝しなければならない。
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