かわいいので拘束！

「なんかかわいいから、捕まえておいた」
庭のサンショウを食べまくっていたイモムシのことを
母から聞いた。

サンショウには、ほぼ常時イモムシがいる。
話を聞いたときには、今回も
アゲハ（ナミアゲハ）の幼虫に違いないと思ってた。





だが、実物を見ると、
なんか、見慣れない目つき（？）……

これ、カラスアゲハの幼虫でないか

都心付近を飛んでる黒っぽい蝶といえば、
ほとんどがクロアゲハ、
ときどきナガサキアゲハ、ジャコウアゲハなどだ。

カラスアゲハが飛んでいるのを、見たことはない。

「よくやった～！　よく見つけてくれた～」
と母を絶賛した（笑）


ところで、カラスアゲハだけでなく、
アゲハチョウ類の終齢幼虫は、みなかわいい顔をしてる

これは、人間に好かれるように進化……
都市で生きていく知恵だ、というのは考えすぎだろうか


なお、不思議な進化を遂げたものとして
もうひとつチャドクガがある

チャドクガに触れると、強い痛痒感に見舞われることがあり、
人間社会では大変嫌われている

しかも、最大の天敵＝鳥にはあまり効かないようで、
チャドクガも、鳥に食べられまくりらしいのだ

身を守るためだったのだろうが、
人間に嫌がられるよう進化してしまったのは
大きな誤算といえるかもしれない？


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