CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ)

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2017年1月、神戸開港150年までの「残日計」

2015年10月16日 05時24分42秒 | 神戸情報
1868年1月1日(当時の和暦で慶応3年12月7日)に神戸は「兵庫」の名のもと開港し
平成29年(2017)1月1日に開港150年を迎えます。

ちょうど500日前となる2015年8月20日にJR三ノ宮駅南ターミナルに神戸開港150年
残日計が設置され神戸開港150年までの日数をカウントダウンしています。

2015年10月12日(残日数)447日の残日計の写真を撮りましたので紹介します。


上の写真は神戸開港150年までの残日計の正面です。


上の写真は残日計の裏面です。

サッカー、神戸ビーフ、マラソン、ジャズ、コーヒー、洋服、ゴルフ、洋家具
オリーブ、バナナ、ラムネ、水族館、映画上映、ケーキ、ボーリング


これらが日本で初めて神戸の地で創出されました。

神戸港の歩みについても簡単に触れておきましょう。赤字は開港以降

 奈良時代(710-784) 行基が大輪田泊を修復
 812年        大輪田泊を修復
 914年        三善清行大輪田泊の修築を提言
 947年        大輪田泊を修築するために「造輪田使」を任命
 1173年       平清盛が大輪田泊に兵庫島(経ケ島)を築き日宋貿易を行う
 1196年       僧重源が兵庫島(経ケ島)を修復
 1338年       興福寺が兵庫南関での関銭の徴収が認められる
 1401年       日明貿易の拠点 兵庫島に足利義満が高麗船を見る
 1445年       東大寺「兵庫北関入船納帳」で約2.000隻が兵庫津に入船
 1596年       慶長の大地震で兵庫津が壊滅的な被害を受ける
1619年(元和5年) 菱垣廻船の大坂・兵庫・江戸の航路開設
 1799年       高田屋嘉兵衛がエトロフ航路を開く 北前船の隆盛
 1855年       網屋吉兵衛が神戸村に船たで場を設置
 1858年       日米修好通商条約 兵庫が開港場に指定
 1864年       勝海舟が神戸海軍操練所を開設
 1868年 明治元年  兵庫港が開港
 1874年 明治7年   兵庫新川運河工事始まる
 1887年 明治20年  兵庫造船所が川崎造船所に払い下げ
 1892年 明治25年  勅命により「神戸港」となる
 1899年 明治32年  兵庫運河竣工
 1905年 明治38年  神戸三菱造船所開設
 1907年 明治40年  神戸港第1期修築工事着工(大正11年(1922)完成)



上の写真は大正12年(1923)頃の神戸港
出典:開港100年記念誌 Page23より

 1923年 大正12年 神戸港が国の重要港湾に指定
 1924年 大正13年 神戸港開港港則改正により神戸港の港境界拡張(3月)
          神戸海洋気象台設置(4月)
 1930年 昭和5年  神戸港が貿易額全国首位となる
 1932年 昭和7年  神戸港の突堤の名称変更(西から起算に変更)
 1933年 昭和8年  兵庫突堤完成(11月)
 1935年 昭和10年  中突堤が完成(3月)
 1936年 昭和11年 神戸港出入港船舶数最高(54,145隻、9,860万トン)
 1939年 昭和14年 神戸港第2期修築全工事が完成(5月)



上の写真は昭和15年(1940)頃の神戸港
出典:開港100年記念誌 Page23より
下記のような記載があります。
第1防波堤(大正13年竣工)
兵庫突堤(昭和7年竣工)
第2防波堤(昭和9年竣工)
第3防波堤(昭和10年竣工)
新港No.5~No.6突堤(昭和11年竣工)
中突堤(昭和11年竣工)
和田岬防波堤(昭和12年竣工)
国産波止場(昭和12年竣工)
第4仮防波堤(昭和13年竣工)
東部内国貿易地帯造成(昭和15年竣工)

 1948年 昭和23年 民間貿易再開許可される(8月)
 1950年 昭和25年 港湾法公布施行(5月)
          第5管区海上保安本部設置(6月)
 1951年 昭和26年 神戸市が神戸港の港湾管理者となる(4月)
          神戸港が特定重要港湾に指定(9月)
 1952年 昭和27年 灘埠頭が完成(5月)
          第1回国際港湾会議が神戸で開催(10月)
          第7突堤着工(12月)
 1954年 昭和29年 東部埋立工事はじまる(3月)
          第8突堤(西)着工(4月)
 1955年 昭和30年 外国貿易量戦前のレベルを越す
 1956年 昭和31年 第7突堤サイロ完成(5月) 
 1957年 昭和32年 西部海面埋立工事はじまる(4月)



上の写真は昭和34年(1959)頃の神戸港
出典:開港100年記念誌 Page45より

 1959年 昭和34年 摩耶埠頭に着工(10月)
 1963年 昭和38年 神戸港開港90周年記念事業神戸ポートタワーが完成
 1965年 昭和40年 兵庫第3突堤完成(10月)
 1966年 昭和41年 ポートアイランド着工(4月)昭和56年完成
 1967年 昭和42年 摩耶埠頭埋立完成(3月)
          開港100年祭挙行
 1968年 昭和43年 日本郵船/昭和海運 フルコンテナ船「箱根丸」摩耶埠頭に
      在来船で5日かかるところを24時間でコンテナ301本を積み込み 
1970年 昭和45年 ポートターミナル、神戸大橋竣工
 1972年 昭和47年 六甲アイランド着工 平成4年完成
 1975年 昭和50年 六甲大橋(昭和55年一部開通)
 1981年 昭和56年 ポートアイランド完成を記念して「ポートピア’81」開催
          (財)神戸港埠頭公社設立
 1987年 昭和62年 摩耶ふ頭再開発着工(平成3年供用開始)
          ポートアイランド(第2期)着工
 1989年 平成元年 兵庫突堤再開発着手(平成5年第2・3突堤間埋立完了)
 1998年 平成10年 六甲アイランド南事業着工
 1999年 平成11年 空港島埋立工事着工
 2002年 平成14年 ポートアイランド(第2期)コンテナバースPC13供用開始
 2003年 平成15年 ポートアイランド(第2期)コンテナバースPC18供用開始
 2004年 平成16年 スーパー中枢港湾に「阪神港(神戸港、大阪港)」で指定
 2006年 平成18年 神戸空港開港
 2010年 平成22年 阪神港が「国際コンテナ戦略港湾」として選定 
 2012年 平成24年 神戸港埠頭㈱が特例港湾運営会社に指定 



上の写真は昭和38年(1963)の神戸港中突堤周辺




上の2枚の写真は最近の神戸港。


姉妹港
 ロッテルダム港(オランダ王国) - 1967年(昭和42年)姉妹港提携
 シアトル港(アメリカ合衆国) - 1967年(昭和42年)姉妹港提携

友好港
  天津港(中華人民共和国) - 1980年(昭和55年)友好港提携

神戸港のコンテナ取扱量は1980年代にはニュヨーク、ロッテルダムに続き世界3位
であったが1995年の阪神淡路大震災の影響もあり2012年時点で世界52位と地盤沈下
が著しい。どのような戦略で今後活性化させていくか知恵を出し未来ビジョンを
早急に立て実行していく必要がある。

国内でも東京港、横浜港、名古屋港に続き4位の状態にある。

140周年の時にターミナルレポート社の稲垣哲社長が未来のビジョンを
語られています。(下記サイト)
 http://www.ymf.or.jp/wp-content/themes/yamagata/images/56_3.pdf

関連サイト:
 神戸新聞報道:国交省予算 神戸港強化に250億円 兵庫県関係、丹波など豪雨対策も









 




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