2019年4月30日(火)、17時過ぎに皇居内の松の間において退位礼正殿の儀が行われました。
TV各局がこの様子を報道されていました。
当日の退位礼正殿の儀をもって天皇陛下の11の儀式が滞りなく終了したことになります。
退位に関する11の儀式は以下の通り。
赤字:国事行為 その他は皇室行事
平成31年3月12日(火)
No. 名称(前4代は昭和天皇以前四代) 場所
1 賢所に退位及び期日奉告の儀 賢所
2 皇霊殿神殿に退位及び期日奉告の儀 皇霊殿・神殿
3 神宮神武天皇山陵及び昭和天皇以前四代の天皇山陵に 御所
勅使発遣の儀
平成31年3月15日(金)
4 神宮に奉幣の儀 御所
5 神宮神武天皇山陵及び昭和天皇以前四代の天皇山陵に 各山陵
奉幣の儀
平成31年3月26日(火)
6 神武天皇山陵に親謁の儀 神武天皇山陵
平成31年4月18日(木)
7 神宮に親謁の儀 神宮
平成31年4月23日(火)
8 昭和天皇山陵に親謁の儀 昭和天皇山陵
平成31年4月30日(火)
9 退位礼当日賢所大前の儀 賢所
10 退位礼当日皇霊殿神殿に奉告の儀 皇霊殿・神殿
11 退位礼正殿の儀 宮殿
(国事行為)
参照サイト:宮内庁 ご即位・大礼の主な儀式・行事
代替わりに関する51の儀式については下記ブログで書いています。
皇位継承に関わる51の儀礼・行事について
以下、TVででの報道の画面を利用して記事を進めていきます。
上の3枚の写真は退位礼正殿の儀における天皇陛下のお言葉の場面
天皇陛下が退位礼正殿の儀で述べられたお言葉は以下の通り。
今日をもち、天皇としての務めを終えることになりました。
ただ今、国民を代表して、安倍内閣総理大臣の述べられた言葉に、深く謝意を表します。
即位から30年、これまでの天皇としての務めを、国民への深い信頼と敬愛をもって
行い得たことは、幸せなことでした。象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、
心から感謝します。
明日から始まる新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを、皇后と共に心から願い、
ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります。
退位礼正殿の儀全体の写真も添付しておきます。
天皇陛下に向かって右手には三種の神器(じんぎ)の剣、左手には勾玉と陛下が国事行為で使用
される国璽(こくじ)と御璽(ぎょじ)が置かれています。
国璽(こくじ)とは「大日本国璽」と刻された国印(勲記に押印される)
御璽(ぎょじ)とは「天皇御璽」と刻された天皇の御印(詔書・法律・政令・条約の公布文、
条約の批准書、大公使信任状・解任状、全権委任状、領事委任状、外国領事認可状、
認証官の官記・免官の辞令などに押印される)
退位礼正殿の儀の準備
松の間
関連サイト
https://cozystyle.jp/ceremonies-and-rites-related-to-the-abdication-from-the-throne-8051
国民代表の辞(安倍首相)
謹んで申し上げます。
天皇陛下におかれましては、皇室典範特例法の定めるところにより、本日をもちまして
ご退位されます。
平成の30年、「内(うち)平(たいら)かに外(そと)成(なる)」との思いの下、
私たちは天皇陛下と共に歩みを進めてまいりました。この間、天皇陛下は、国の安寧と
国民の幸せを願われ、一つ一つのご公務を、心を込めてお務めになり、日本国および
日本国民統合の象徴としての責務を果たしてこられました。
わが国は、平和と繁栄を享受する一方で、相次ぐ大きな自然災害など、幾多の困難にも
直面しました。そのような時、天皇陛下は、皇后陛下とご一緒に、国民に寄り添い、
被災者の身近で励まされ、国民に明日への勇気と希望を与えてくださいました。
本日ここにご退位の日を迎え、これまでの年月(としつき)を顧み、いかなる時も
国民と苦楽を共にされた天皇陛下の御心(みこころ)に思いを致し、深い敬愛と感謝の
念を今一度新たにする次第であります。
私たちは、これまでの天皇陛下の歩みを胸に刻みながら、平和で、希望に満ちあふれ、
誇りある日本の輝かしい未来を創り上げていくため、さらに最善の努力を尽くしてまいります。
天皇皇后両陛下には、末永くお健やかであらせられますことを願ってやみません。
ここに、天皇皇后両陛下に心からの感謝を申し上げ、皇室の一層のご繁栄をお祈り申し上げます。
TV各局がこの様子を報道されていました。
当日の退位礼正殿の儀をもって天皇陛下の11の儀式が滞りなく終了したことになります。
退位に関する11の儀式は以下の通り。
赤字:国事行為 その他は皇室行事
平成31年3月12日(火)
No. 名称(前4代は昭和天皇以前四代) 場所
1 賢所に退位及び期日奉告の儀 賢所
2 皇霊殿神殿に退位及び期日奉告の儀 皇霊殿・神殿
3 神宮神武天皇山陵及び昭和天皇以前四代の天皇山陵に 御所
勅使発遣の儀
平成31年3月15日(金)
4 神宮に奉幣の儀 御所
5 神宮神武天皇山陵及び昭和天皇以前四代の天皇山陵に 各山陵
奉幣の儀
平成31年3月26日(火)
6 神武天皇山陵に親謁の儀 神武天皇山陵
平成31年4月18日(木)
7 神宮に親謁の儀 神宮
平成31年4月23日(火)
8 昭和天皇山陵に親謁の儀 昭和天皇山陵
平成31年4月30日(火)
9 退位礼当日賢所大前の儀 賢所
10 退位礼当日皇霊殿神殿に奉告の儀 皇霊殿・神殿
11 退位礼正殿の儀 宮殿
(国事行為)
参照サイト:宮内庁 ご即位・大礼の主な儀式・行事
代替わりに関する51の儀式については下記ブログで書いています。
皇位継承に関わる51の儀礼・行事について
以下、TVででの報道の画面を利用して記事を進めていきます。
上の3枚の写真は退位礼正殿の儀における天皇陛下のお言葉の場面
天皇陛下が退位礼正殿の儀で述べられたお言葉は以下の通り。
今日をもち、天皇としての務めを終えることになりました。
ただ今、国民を代表して、安倍内閣総理大臣の述べられた言葉に、深く謝意を表します。
即位から30年、これまでの天皇としての務めを、国民への深い信頼と敬愛をもって
行い得たことは、幸せなことでした。象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、
心から感謝します。
明日から始まる新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを、皇后と共に心から願い、
ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります。
退位礼正殿の儀全体の写真も添付しておきます。
天皇陛下に向かって右手には三種の神器(じんぎ)の剣、左手には勾玉と陛下が国事行為で使用
される国璽(こくじ)と御璽(ぎょじ)が置かれています。
国璽(こくじ)とは「大日本国璽」と刻された国印(勲記に押印される)
御璽(ぎょじ)とは「天皇御璽」と刻された天皇の御印(詔書・法律・政令・条約の公布文、
条約の批准書、大公使信任状・解任状、全権委任状、領事委任状、外国領事認可状、
認証官の官記・免官の辞令などに押印される)
退位礼正殿の儀の準備
松の間
関連サイト
https://cozystyle.jp/ceremonies-and-rites-related-to-the-abdication-from-the-throne-8051
国民代表の辞(安倍首相)
謹んで申し上げます。
天皇陛下におかれましては、皇室典範特例法の定めるところにより、本日をもちまして
ご退位されます。
平成の30年、「内(うち)平(たいら)かに外(そと)成(なる)」との思いの下、
私たちは天皇陛下と共に歩みを進めてまいりました。この間、天皇陛下は、国の安寧と
国民の幸せを願われ、一つ一つのご公務を、心を込めてお務めになり、日本国および
日本国民統合の象徴としての責務を果たしてこられました。
わが国は、平和と繁栄を享受する一方で、相次ぐ大きな自然災害など、幾多の困難にも
直面しました。そのような時、天皇陛下は、皇后陛下とご一緒に、国民に寄り添い、
被災者の身近で励まされ、国民に明日への勇気と希望を与えてくださいました。
本日ここにご退位の日を迎え、これまでの年月(としつき)を顧み、いかなる時も
国民と苦楽を共にされた天皇陛下の御心(みこころ)に思いを致し、深い敬愛と感謝の
念を今一度新たにする次第であります。
私たちは、これまでの天皇陛下の歩みを胸に刻みながら、平和で、希望に満ちあふれ、
誇りある日本の輝かしい未来を創り上げていくため、さらに最善の努力を尽くしてまいります。
天皇皇后両陛下には、末永くお健やかであらせられますことを願ってやみません。
ここに、天皇皇后両陛下に心からの感謝を申し上げ、皇室の一層のご繁栄をお祈り申し上げます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます