姫路市林田町散策記シリーズの第2回として姫路市林田町林谷の西山浄土宗、
医王山浄院薬師寺をお送りします。
シリ-ズ過去の訪問記
こちらの薬師寺は初めての訪問です。雨の中、訪問した。
医王山浄院薬師寺の基本情報
住所:姫路市林田町林谷197
宗派:西山浄土宗 山号:医王山 院号:浄院
開基:寛文11年(1671) 澄光 中興:元禄年間(1688-1704)徳報
御本尊:阿弥陀如来
上の写真は本堂。 左手は庫裡
薬師寺は江戸時代は龍野藩領林谷村に位置したが龍野藩と林田藩の両藩から
扶持があり両藩藩士の菩提所であった。
上の写真は薬師堂
現地説明版(下の写真)によれば、「乳薬師縁起」に関ヶ原の戦いに出陣する
福島正則家臣が預けた幼児を薬師如来が乳を与えて育てた乳薬師の伝承があるとうこと。
上の現地説明板は令和4年(2022)3月姫路市教育委員会によって建てられた
上の写真は山門
上の写真は本堂の前の阿弥陀名号石。名号石には「南無阿弥陀仏」と書かれています。
阿弥陀名号石は阿弥陀名号塔とか六字名号石とも呼ばれています。
姫路では珍しく梵字で彫ってあります。
阿弥陀名号石は浄土宗の本尊(阿弥陀如来)を表しています。
上の3枚の写真は本堂東側の墓所遠景、古い住職の墓及び無縁仏の墓碑
上の写真は本堂西側、林田川に面した墓所の尊攘派志士大高又次郎一族の墓。
現地説明版によれば、大高又次郎は池田屋事件で襲撃され死去したとある。
上の写真は歴代住職の墓 背後は林田川
家の帰って薬師寺のことを調べていて気付いたのですが薬師寺で見逃せないものとして
松尾芭蕉の碑があります。
当日、写真を撮れていないので写真が掲載のサイトにリンクさせていただきました。
松尾芭蕉の句碑には次の句が刻まれています。
表面:降らずとも 竹植ゆる日は 簑と笠 はせを
裏面:今もその しずくしとうや 時雨蓑
句碑は上姫路屋「三木助太夫(俳号 三木雨人 1791年没)」が建立した。
最後に林田川に架かる新町橋付近から撮った薬師寺の遠景写真を添付して筆を置きます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます