三木市立みき歴史資料館(三木市上の丸町4-5)で現在、「企画展 地域の史料たち5
~三木の染め型紙~」が開催されている。2022年1月16日まで。入館無料。
興味のある方は是非ご観覧ください。
私は2021年11月12日に観覧しました。
染形紙は、柿渋が塗布された紙面に鯉や蝶、花などの模様を切り抜いてその模様を染め出す、
形染めには欠かせない紙製の道具の1つです。
三木の染形紙は着物地などの文様を染める際に使用されるもので、手彫りで切り抜いた
型紙のことで昔から刃物とともに三木地方で盛んな地場産業でしたが最近は着物の衰退で
需要が少なく産業としては衰退しています。
染め型紙と言えば伊勢の白子や京都が全国的に有名ですが三木市も江戸時代には、「染め型紙」の
一大産地でした。宝暦12年(1762)に発刊の播磨鑑には三木の土産品として染め型紙
が紹介されています。
また、寛保2年(1742年)には染め型屋が16軒もあり、盛んな産業であったようです。
さて、本題に戻り、上述の企画展の内容に入ります。
企画展の基本情報
タイトル:地域の史料たち5 ~三木の染め型紙~
期間:前期11月6日(土)~12月5日(日)、後期12月7日(火)~1月16日(日)
時間:9:00~17:00
開催場所:三木市立みき歴史資料館(三木市上の丸町4-5)
上の3枚の写真はリーフレットの内容です。
上の2枚の写真は展示会場の全景と近景です。
上の写真は三木の型屋の興隆に関する説明パネル
上の写真は欧州におけるジャポニズムの高まりで型紙が19世紀に大量に輸出された事績
について説明したパネルです。
上の2枚の写真は海外に渡った型紙の保管先
上の写真は紅葉(楓の葉)をモチーフとした型紙
上の写真は秋のモチーフの型紙
上の2枚の写真は型紙調査の様子と調査内容の説明パネル
上の写真は調査結果を要約したパネル
詳しい内容も展示されていましたが略します。
上の写真は裃(かみしも)に使用された紋様の展示
三木の染形紙について過去に書いたブログにリンクして筆を置きます。
本の紹介「三木の染形紙 第2号」 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)
三木市 ビストロ・ド・ノブでのランチ on 2017-1-22 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)
表題はビストロ・ド・ノブでの食事になっていますが2017年1月22日(日)、
三木市立みき歴史資料館のワークショップ「染形紙で染める」へ参加した内容についても記載
講師:三木の染形紙の保存と活用を考える会
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