北朝鮮は2022年10月4日7時23分頃、西北部ムピョンリ(舞坪里)から中距離弾道ミサイルを
発射、7時19分青森県上空を通過し7時44分頃、北海道の東側3,200kmの太平洋EEZ外に
落下したと推定される。
この中形ミサイルは火星12号と同型以上である推定。自衛隊のレーダーは追尾していた。
但し、自衛隊によるミサイルへの破壊アクションは行われなかった。
日本の船舶や航空機への被害は確認されていない。(10時過ぎの浜田防衛相の会見時点)
最高高度は約1,000km、飛行距離は約4,600kmと松野官房長官が9時30分頃の記者会見で
発表、記者団の質問にも答えられていました。スピードはマッハ17。
私は政府が人工衛星の情報をもとに瞬時に発出するJアラートでこの情報を知りました。
BS3で朝ドラの番組を観ようとしている時にJアラートの情報が入ってきました。
上の写真は7時27分に発出されたJアラート 出典:10月4日7時27分、NHKのBS3
最初は北海道の地域に対するものであったが数分後に青森県についても発出。
上の写真は7時35分頃のエムネットとJアラートの情報 出典:10月4日7時35分、NHKのBS3
下の写真は発射地点から落下地点を地図上に示したものです。
Jアラートは北海道、青森、東京都(島しょ部)に出された。
出典:NHK総合テレビ10月4日10時21分のニュース
上の写真は最近の北朝鮮が本日以外の4回、7発のミサイルを発射した内容です。
日米韓の軍事演習に対して反発を示したもので、今後の核弾頭の軽量化への動きとも
連動するアクションとも考えられています。
北朝鮮は2022年度に入って頻繁にミサイルを発射しています。その動きを纏めました。
1/5、11 極超音速ミサイル 計2回発射
1/17 短距離弾道ミサイルか 2回発射
1/30 中距離弾道ミサイル(火星12)1回発射
2/27,3/5 ICBM級 計2回発射
3/24 ICBM 1回発射
5/4 弾道ミサイル 1回発射
5/7 SLBMか 1回発射
5/12 短距離弾道ミサイル 3回発射
5/25 ICBMなど計3回発射 韓国政府は「火星17」と発表
6/5 短距離弾道ミサイル 8回発射
9/25,28,29,10/1 短距離弾道ミサイル 計7回発射
北朝鮮の核・ミサイル開発の目的
北朝鮮の核・ミサイル開発の目的について次の4つの可能性を道下徳成氏が指摘
1)米からの攻撃を防ぐため(平時の抑止)
Peace time Deterrence
2)韓国との戦争が起こった時、米や日が韓国を助けられないようにする(戦時抑止)
3)韓国に対して限定的な攻撃を行う
4)日米との関係改善を狙った瀬戸際外交
詳細は下記ブログで纏めています。
視点・論点「北朝鮮は何を狙っているか」 By 道下徳成 政策研究大学院大学教授 on 2017-9-15 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)
その他関連サイト:
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