チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

ジュゴンの鳴音が大浦湾で19回も確認されたのに、何故、土砂運搬船の航行を停止して徹底的な調査をしないのか! /// 防衛局への開示請求・ 約3500枚の文書がほとんど全て真っ黒に墨塗りされていた!

2020年04月10日 | 沖縄日記・辺野古

 今日(4月10日・金)は、嘉手納の沖縄防衛局へ。「シュワブ(H29)統括事業管理業務(その2)」の文書開示を受けた。

 この文書は、昨年4月18日に公文書開示請求したが、なんと1年間も開示決定が延長されていたものだ。情報公開法では開示決定期限は「30日以内」、「その他正当な理由のある場合はさらに30日以内に限り延長ができる」となっているが、今回は法11条の「特例」の適用ということで、実に約1年間も開示が延長された。情報公開法の趣旨がないがしろにされたと言わざるを得ない。

 文書の開示を受けて驚いた。全3532枚の文書がほとんど全て真っ黒に墨塗りされているのだ。よくもこれだけの量を全て黒塗りしたものだと呆れる。

 防衛局は、この文書について特例を適用して開示決定を1年間も延長した理由を、「不開示情報が含まれる可能性があるため、開示・不開示の判断について、調整及び協議を行う等、適正且つ慎重に検討する作業が必要」であるからとしていた。しかし、ほとんど全て真っ黒に墨塗りしたのであるから、検討作業など何も行われていないことは明らかである。何故、1年間も延長する必要があったのか?

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                      (沖縄防衛局のHPより)

 今日、防衛省で辺野古の環境監視等委員会が開催された。政府が緊急事態宣言を出し、外出自粛を要請しているのであるから、本来ならこんな会議などコロナ禍が終息するまで延期すべきであった。これほど「不要不急」の会議はない。

 ただ、今日の環境監視等委員会では、素晴らしい報告があったようだ。姿を消していたジュゴンと思われる鳴音が大浦湾の工事施工区域内で3日間、19回にわたって確認されたという。防衛局は「海洋生物の専門家に確認したところ、---聴覚による判断だけではなく周波数や持続時間からみても、ジュゴンの鳴音の可能性が高いとの意見を得た」と報告している。

 あるいは沖縄島北部では姿を消したのではないかと言われていたジュゴンが大浦湾に戻ってきた可能性が高いという素晴らしいニュースである。環境監視等委員会でも、「調査の頻度を増やす」「大浦湾北部の水深が深いところでも食み跡調査を行う」ことなどを検討するようにとの指摘があったらしい。今回、鳴音が確認された付近には、多くの土砂運搬船が行き来している。防衛局は、ただちに土砂運船の航行を停止し、徹底的な調査を行うべきである。

 

 

 

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