チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

<5月31日(木)の辺野古>久しぶりの海上行動---アジサシが舞い、ウミガメが泳ぐ海

2018年05月31日 | 沖縄日記・辺野古

 31日(木)、早朝から辺野古へ。この間、講演活動や県との交渉等で追われていたため、久しぶりの海上行動だ。Nさんと「ブルーの船」を担当。他には「不屈」、カヌーは10艇だった。

 辺野古漁港を出ると、松田の浜のフェンスに大勢の軍警らが来てフェンスに貼られていた横断幕の除去を始めているのに気がついた。慌てて無線で皆を呼ぶ。残ったカヌーメンバーらが抗議。辺野古のハーリーが近づいているので除去するというが、毎年、ハーリーの前には我々の方で除去しているものだ。 

 カヌーを曳航してK4護岸の工事現場に向かう。今日も暑さは厳しいが、爽やかな風が吹いて気持ちがいい。近くを2羽のアジサシが舞っている。フェンスの中には一瞬、ウミガメが泳ぐのも見えた。アジサシもウミガメも、辺野古の海のあまりの変容に、産卵場所が見つからず、困っているにちがいない。

 久しぶりに見る護岸工事現場は、やはりかなり進捗している。27日の測量では、K4護岸が全て塞がるまで残り380mだったという。3箇所での捨石投下作業が続いており、1日に合計10mほど進んでいる。

 K4護岸の現場では、すでに先着のグループがフロートを超えて中に突入している。皆、海保に拘束されても、すぐに現場に戻り、フロートを超えて抗議を続ける。その頑張りは素晴らしい。

 

 現場が収まってきたので、辺野古崎の方の様子を見にいく。先日の環境監視等委員会の資料によれば、辺野古崎側の②-1工区から埋立が始まることが明らかになっている。

 ②-1工区のK4護岸の一部で、わざわざ設置した被覆ブロックの撤去が始まっていた。暗渠工を設置するために手戻りの作業を行なっているのであろうか。今後、内側への目潰し砕石設置や防砂シート据付け等もあり、土砂の投入までにはまだしばらくかかるようだ。埋立開始45日前までには、赤土等流出防止条例の手続も必要だから、少なくとも7月中旬までは土砂の投入は始まらない。

 

 防衛局は、絶滅危惧種のヒメサンゴの移植の方針を改め、残置したまま護岸工事を進めている。これも許されないことだ。海上にはその場所を示す青い函が置かれ、なんらかの作業が始まっていた。

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 早朝、フェンスの横断幕を撤去する軍警ら。

 

 

 

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