本・石田千 「踏切みやげ」

2012-08-11 05:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
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         踏切みやげ

 内容(「BOOK」データベースより)
鉄道ファン・踏切ファン必読!ふわふわ気分で踏切を見に行く。

 踏み切りを見に行くというより・・・ただのお散歩ではなく・・・銭湯をみつけ出して入っちゃう。こんなお散歩してみた~い!ってお散歩。

俳句もよむのね。まず一句あってお話が始まる。

ひなこちゃんといっしょ の一句 「踏切にポニーとならんで花を待ち」
ひなこちゃんのことは前に読んだ事があるけれど5才になってまたあらかわ遊園。

水神さま の一句 「ブーブーと呼ばれて雷神あらわれる」
東武亀戸線には亀戸水神という駅があります。むか~っしから亀戸天神と間違えられます。
亀戸天神に行くなら亀戸駅です。今でも注意書きがあると書いてあり、なつかしく思いました。と言っても懐かしがるほど離れたところでお嫁をやっているわけではありません。で、お嫁は卒業していたんでしたっけ・・・

ラベンダー湯 の一句 「踏切のあいだの湯屋の厚着ぶり」
学生の町だから、きっと湯屋がある。煙の匂いをさがす・・・松原湯はラベンダー湯の日だった。

踏切がどれだけのものか・・・大また何歩と書かれていてすっごくわかりやすい。

読み始めてすぐ、京浜東北線の快速西浦和行き 違う違う!西浦和は武蔵野線。京浜東北線の快速は南浦和。たまに知っていることがでてくると鼻が上に向く。
で、チ県マ市、みのり台一号踏切をつぎつぎに渡っていく車は、野田ナンバーばかり・・・そっか~ナンバー変わったんだ。我が家がいたころマ市は習志野ナンバーだった。

うっかり間違えて乗ってしまったバス。あわてて降りて方向転換するけれど、時間があったらそのまんま乗って行って、知らないバス停で降りてみてお散歩するのも楽しくていいかも。と、思った。

夕暮れ時、電車の中からポツリポツリと点いていく家々の灯りを見るのが案外好きだった頃を思い出した。
お台所でお母さんが夕餉の支度をしているんだろうな~、お味噌汁にはきっとお豆腐が入っているんだろうな~、早く宿題やっちゃいなさい!なんて言っているんだろうな~・・・なんて、束の間の妄想タイムを楽しんでいたのよ。

お散歩ではなく遠足。しゃ断機や信号機を作っている会社で夏期講習も受けているんですね~

そんなこんなの楽しい踏切エッセイ38編 そしてこれは第2弾でこの前にもう一冊出ていたんです。


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