ときどき森へ・・・sora日和

~ by 凪 ~
ハンドルネーム変えました。

本・森浩美 「ほのかなひかり」

2012-08-13 05:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

           ほのかなひかり (角川文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
夫を事故で亡くした私は、小学生の息子をひとりで育てながら、傷心の日々を送っていた。寂しく迎えたクリスマスイブの夜、解約せずにいた夫の携帯電話からメールが送られてきて…(「聖夜のメール」より)。不倫を疑う妻、若い部下の扱いに戸惑う中年部長、仕事に行き詰まったキャリアウーマン…どこにでもいる普通の人たちに起こった、8つの小さな奇跡。日常の些細な出来事を丁寧に掬い取った、心あたたまる家族小説集。

 「たとえそれが どんなに小さくて頼りない光であっても 歩む先に見えるのなら 人は生きていけるのです。」

聖夜のメール・・・いつもなら夫を玄関まで見送るところだった。その日にかぎって、あの時 夕食は生姜焼きなんて自転車にまたがってメールをしていなかったら、もっと駅に近いところに住んでいたら・・・突然の事。誰しもきっと思うはず。。。事故でなくなったご主人の携帯にメール。

想い出バトン・・・娘の結婚 父が思い出のビデオをDVDにして娘の夫になる彼にバトンタッチ。

噛み合わせ・・・緊急で歯科医に行ったら元彼が先生。別れたときの事情・・・だからきっとこれからはずっと一緒かな?

リリーフはいない・・・いいお父さんだっ!

じゃあまたな・・・なんだ会社以外の人、みんないい人なんだ。
こういう会社知ってる。息子が使えるようになるまでおじさんが会社を守るって言っといて、そのまま社長に居座る算段をする。

ワイシャツの裏表・・・携帯みちゃったね。なるほどワイシャツの裏ね。気の強い女だったけれどただの浮気。

褒め屋・・・これはいちばんお気に入り。褒め屋万年堂から派遣された、たくさん褒められて育ったという与田さんとのお話。
「”褒め屋万年堂”とは、愚痴りたいとき、悩んでいるとき、励まされたいとき、そんなときに話を聞いてくれる人を派遣するというサービス会社のことだ。」
たくさん話を聞いてもらって、励まされ褒められて・・・でも、時間になると帰っちゃうのよね。まるで横浜でデートしているみたいだった・・・お名残惜しい・・・別れ際の切ないこと 

トイレットペーパーの芯・・・このお家に住み始めたのはそういうことでしたか。ゴキブリが出たり古くなったからリフォームはいかが?なんてお話から・・・
息子の嫁は同居はしないってのが条件だった。でも子供は要らないって言っていた娘が2世帯住宅にして同居し~ましょ!って、子供が出来たからもどってきたのよね。ご主人も養子ではなくマスオさん。
我が家の二人の息子もまさかマスオさんになるんじゃないでしょうね?  なんて思ったわけ。
端から同居するつもりはないからマンション。気を使ってきくしゃくするよりは、たまに外でご飯でも・・・ってのがお気楽だと思うから。
〇〇と〇〇と〇〇は、やーだな~って言っているから・・・きっと細胞のどこかに染み込んでいると思う。 が、所詮、人の人生。本人達がよければそれでいいのよ。やだけど・・・


  どこにでもありそうなお話が、ほんわかりんにやってきました。


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