



早く大人になりたい。一人ぼっちでも平気な大人になって、自由を手に入れる。そして新しい家族をつくる、勝手な大人に翻弄されたりせずに。気性の激しい若い母のもとで育った手毬。犬のジョンと、隣に住むジョンに似たアメリカ人の男の子が、無二の親友だった。父親不在の家庭にやってきた新しい義父を通じ、人のぬくもりを知る手毬だったが。思うままに生き、変転を続ける女性の60年にわたる人生と家族、愛を描く。
夏の音・・・一九六七年
もう行かなくては・・・一九七七年
濃密な夢・・・一九八七年
落下流水・・・一九九七年
ムービー・ムーン・・・二○○七年
また夢をゆく・・・二○十七年
葵花向日・・・二○二七年






ぐいぐい引き込まれた。
お母さんだった人がおばあちゃんで、お姉さんだった人が・・・おかあさんだった、手毬の生涯
なんでこんなに・・・共感は出来ないけれど一人の女性の人生。
家政婦で入っていたお家のおじいちゃんがどうもおかしい。病院にいって検査をしているときに、どうも自分もおかしいと思った手毬。
父親の違う娘が二人いる。
夏の音で仲良くしていたマーティルとの子、留学中。それでもう一人の娘、姫乃に。
でもわからなくなっちゃったのね・・・病気もさることながら、30年も前に娘を置いて家出していたからね。
六十代でアルツハイマー認定、これからどうするのだろう?
娘と母親が出てきたから・・・
ひとつところに留まれない、奔放っていうんだろうか?ってそれは手毬の母親だね。
でも手毬も・・・こういう人生もあるんだな~・・・
