



森博嗣がつぶやくと、クールなエッセィになる。
「カロリィゼロ」から「人生の勝ち負け」まで、ままならない世の中に対する森イズム。
何から手をつけたら良いのかわからない状態とは、なんでも良いから手をつけた方が良い状態のことである――。
けっこう当たり前なことのなかに、人生の大きなテーマは潜んでいるものなのだ。
小説家・森博嗣がつい誰かに教えたくなって意外に真面目に綴った、世界の見え方が変わるつぶよりのつぶやき一〇〇個。






22 自由を目ざす人は自然に金持ちになる、という理由は、物事を解決する楽しさから自由を感じることが多いためである。
なるほど・・・
43 声の大きさをコントロールできない、といえば老人か田舎者か犬か、あるいは、おばさんの団体である。
うむ・・・おばさんね~・・・
出張で、あるところから帰ってくると、こっちは静かだ~って感想を述べることもある。
49 現代において最も忘れてはいけないものは、パスワードである。
そうなのですね。忘れると面倒です。
60 老人がブログを始めたら、個人情報について注意した方が良い。
猫も杓子も。
上の世代は個人情報に関する甘さがある。私も失敗したことが2度ばかりある。もしかしたら気がつかないでもっとあったかもしれない。


71 僕は両親の墓を作らなかった。生きているうちにできるかぎりのことをしたので、それ以上にする必要を感じない。
死に関することは共感することがある。
85 偉い人の話を聞いて、それをそのままブログに引用しても、これっぽっちも偉さには近づけない。
自分のブログに、読んだ本の中で気に入った文章を抜き出して書いている人はとても多い。
げ、私だ・・・
著作権的に問題があると思う。
そういうブログを読む人はごく少数だろうし、影響はほとんどないだろう。
そうですか・・・よかった。
解説は、ももち・・・いい感じ!
