



田舎に引っ越してきた加奈子は、森の中でおハルさんという笑顔の素敵なおばあさんと出会う。深い森がはぐくんだ命の記憶を、少女のまなざしで瑞々しく描いたあたたかな物語。






福岡県糸島にお家を建てて引っ越ししたのに、お父さんの転勤で長くは住めなかったのね。
でも素敵な出会いがあって、いいお話が聞けて・・・小さいのに死刑囚の難しいお話も・・・
アメリカで暮していたこともあるおハルさんは森の中の可愛いお家に住んでいました。
毎月刑務所に死刑囚の慰問にいっているから、周りの大人たちのなかにはよく思っていなかった人もいて・・・
生き方、命の大切さなど教えてもらって、とても素敵な糸島でも暮らしが瑞々しくあたたかく描かれていた。
おハルさん・・・実在した方だったのですね。「死刑囚の母」と呼ばれた白石ハルさん。
「知らない土地に行ってうまくやるコツって知ってる?」・・・「ただただ、にこにこしていることよ」
表紙のまんまの素敵なお話でした。
