



さやかの親指は動かない。手錠から抜く時に、骨が砕けたのだ。事件の後、さやかは娘のみちると幸せに暮らしていた。昔の恋人と再会し、忘れ得ぬ人々へのつのる想いを重ねながら、愛と祈りの絆は、やがて鐘の音のように地上に広がり渡る。 さやかと小学生の娘みちる。亡き夫・悟の想いを胸に、穏やかな毎日を送っていた。だがある日、家に一通の手紙が届く。差出人の名前は、 さやかが封印した記憶を呼び覚ますものだっ たーー。家族の新しい幸せな絆を発見する物語。






スピリチュアル感どっぷりの不思議な事が、読んでいるうちに不思議じゃないように感じられて・・・
夢に出てきたお店に・・・探したら・・・あった。
そこで故人の好きだった生姜焼きを食べ・・・って、本当にお店があったの。で、そのお店は実在しているお店なのね。
バリのイダさん、兄貴丸さんも実在の人物。
家族っていいわね。家族ってチームだ!って書いてあった。
難しそうな子だけれど、嫁姑関係がとても良好で、こういう考えもあるのね・・・不器用でも一生懸命生きている。何より、自分磨きってことなのだろうな~・・・
バリのおじさんとおばさんの、通帳や保険の話があまりにくどいので・・・そこまでくどいと本当はどうなの?なんてピュアでない私は思ってしまう。
あとがきに
ゆるっくだらっと読んでほしくて書きました。とあった。
秋山花さんの絵に惹かれた。
