旅も、山口県を縦断して、下関までやってきました。
関門橋を越えれば、九州です。
ここでバスを降りて、関門トンネル人道で、門司まで歩いて行きます。
通行料は無料で、自転車や原付は20円。
関門海峡の海の下を抜ける海底トンネルで、
上が車、下が人道の二重構造になっています。
エレベーターで、地下約55m地下へと進み、
トンネルの中を暫く歩くと
山口県と福岡県の県境が見えてきました。
ここを跨いで、記念撮影をして、福岡へと歩きます。
下関から780メートルを15分ほどで、門司へ到着。
上に見えるのは、関門橋。
本州と九州を結ぶ1068メートルのつり橋です。
私たちは、この下の海の中を歩いてきたわけですね。
ここから、再びバスに乗り、門司港へ。
門司港は、かつて貿易港として繁栄をしていました。
その為、関門海峡を望む美しい景色の中に歴史的建造物が残っています。
門司港レトロと呼ばれる由縁はここにあります。
門司港レトロのシンボル的存在の門司港駅です。
ネオ・ルネッサンスの建物は、
鉄道駅として初めて重要文化財にも指定されています。
現在も使われているのですが、丁度、大規模修繕に入ったところのようで
ギリギリ建物を見ることができました。
旧門司三井倶楽部
大正10年に三井物産の接待用の建物として建造されました。
以前、東京の綱町にある三井倶楽部に
ランチに行った時、とても素敵な建物だったので
門司港にも三井倶楽部があると知った時から
行きたかったところでした。
2階は見学することが出来ます。
重厚な階段を上って2階へ。
アインシュタイン夫妻がお泊まりになった
メモリアルルームや林芙美子の資料室もあります。
レトロな調度品や、
照明器具も素敵です。
大正時代に、こんなモダンな水周り。
猫足のバスタブもオシャレです。
見学料金100円は嬉しかったです。
本当は、ここの一階のレストランで、門司港名物焼カレーを食べたくて
予約をしたら、この日はお休みですと言われて諦めて
仕方なく、夕食はツアーのOPでバイキングを頼みました。
そうしたら、なんと開店していて、がっかりです。
気を取り直して、門司港散策は続きます。
まるで海に浮かんでいるかのようですね。
後ろには関門橋も見えます。
国際友好記念図書館
帝政ロシアが中国の大連に建築したものを
複製建築したもので、レストラン、図書館などになっています。
旧門司税関
明治45年に建築された煉瓦作りの建物です。
昭和初期まで、税関庁舎のして、使われていましたが
現在は、休憩所、ギャラリーとなっています。
旧大阪商船
八角型の塔屋とオレンジ色の外壁が印象的です。
大正8年に建築された大阪商船門司支店を、修復されたものです。
薄暗くなってきて、灯りがともる頃、いっそう美しく見えました。
ブルーウイング 門司
全長108メートルの長さを誇る歩行者専用橋。
歩行者専用の跳ね橋としては、日本一。
一日6回開閉します。
門司港は、一時間ほどの自由見学時間だったので、大忙しです。
この橋を走るように渡り、食事会場のブリリアンサ門司港へ向かいました。
次回の旅行記は、北九州の宿泊先のホテルでプチオフ会と秋芳洞です