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小さなしあわせさがして…

「安倍文殊院」で七まいり

2019年05月16日 | 関西旅行
2日目は、万葉まほろば線に乗って、桜井駅へ。
桜井駅からはタクシーで、「安倍文殊院」に向かいます。



安倍文殊院は、大化の改新(645年)に創建された日本最古に属する寺院です。
奈良時代の遣唐留学生・安倍仲麻呂公や大陰陽師の安倍晴明公が出生された寺院。
普通の寺院とは違って、檀家はなくお葬式や法事などをせずに
創建してから、一貫して御祈祷の寺となっています。
写真は、安倍仲麻呂公や安倍晴明公が祀られている金閣浮御堂・霊宝館。



特別史跡として指定されている「文殊院古墳」
西暦645年ごろに築造され、古墳内部の石材は当時のまま保存されています。
古墳は安倍倉梯麻呂公の墓と推定。



玄室には弘法大師お手作りと伝わる平安時代の願掛け不動が祀られています。
ロウソクを灯して、願をかけました。



渡海文殊菩薩群像が安置されている本堂。



本堂の前には香炉がありますので、お線香3本を
過去仏・現在仏・未来仏への祈念としてお供え。

拝観券は、本堂 国宝文殊菩薩(お抹茶・菓子付き)と
金閣浮御堂霊宝館(七まいりおさめ札・お守り付き)の二ヶ所共通拝観券1200円をチョイス。



先ずは本堂で獅子に乗り4人の脇侍を従えた高さ7メートルのご本尊にご対面。
快慶の作品で国宝に指定されています。
堂々としたご本尊に圧倒されます。
これが見たかったんですよ。
僧侶から、お寺の由来やお参りのしかたなどお話も伺いました。
菩薩像の右隣に立つ善財童子は、数年前上野の国立博物館で観たもの。



お参りをした後は、お抹茶とお菓子が頂けます。
安倍晴明公ゆかりの地であることから、お菓子は五芒星の落雁。



お茶でひと息ついた後は、金閣浮御堂へ。
厄災を払う為の「七まいり」をします。
病気をしないようにや、○○しないようにと
願いながらお堂の回廊を時計回りに7周するもの。



1周まわるごとに正面の箱に、この金色のおさめ札を切り取り納めます。
願い事は、ひとつのことでもいいし、7つ違ったことでもいいんです。
七まいりは、七難を取り除くといわれています。 
7周まわったら、安倍仲麻呂公や安倍晴明公が祀られている霊宝館を参拝して終わります。



稲荷神社もあったので、上まで上っていくとこの絶景!
奈良は自然が溢れていますね。

安倍文殊院に大満足した私たちは、ここからタクシーで長谷寺へと向かいます。
次回は、10メートルの「十一面観世音菩薩」にご対面。



コメント (20)
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