今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

恵那 後半戦 2010.10.10.(3)

2010-10-14 23:18:57 | Weblog

ムラサキアブラシメジモドキ



 最初の山ではホンシメジの幼菌が沢山出始めていることを確認し、次の山に案内してもらった。今朝まで雨が残っていたのだろう、山は濡れていてきのこの傘はぬめっている。


 日陰の斜面にはクリフウセンタケが沢山出ていた。







クリフウセンタケ



クリフウセンタケと普通に呼んでいるきのこには、何度か書いているが、幾つかの種類があると思っている。この山のクリフウセンタケは、自宅周辺で採っているものと同じ。


 この山にもホウキタケが沢山出ていた。



ホウキタケと?



良く見ると、上半分と下半分では、違うホウキタケだ。下半分は純正ホウキタケ、上は・・・・分からない。






ホウキタケ



上の2つは純正と思う。


 これは・・・・




コノミタケ?



自宅周辺の赤松林にもでる白いホウキタケと同じだろう。案内をしてくれているHGさんも「これはシロソナ、食べられますよ」と教えてくれる。その見分け方は「根っこが太い」。自分でも見分けられると思っているが・・・・




ramaria sp.


これは?・・・となると、分からない。きのこは自信が無かったら食べないことだ。




フジウスタケ



 途中、山の下の小屋周りでコウタケのオニギリをご馳走になり、最後の山を登る。




シャカシメジ幼菌



 早めに切り上げ、ホテルへ。風呂で汗を流したところでSTさんが迎えに来てくれた。そして、STさん宅で、今日のメンバーと一緒に晩飯をご馳走になった。




マツタケ


 マツタケを焼き、持参した篠山の黒豆の枝豆をつまみ、土瓶蒸、コウタケの焼き、クロカワの焼きを頂いた。そして・・・






夜は更けてゆく・・・・・





STさんお勧めの舞茸酒。こんがりと焦げ目がつくまで焼いた舞茸に熱燗を入れて飲む。岩魚の骨酒、河豚のヒレ酒より旨いかな・・・・、いい勝負だ・・・と思う。


旨かった。SZさんのお土産の泡盛もおいしい。これ以上飲んでは、明日の山がキツイ。


 皆が明日は籠なんか役に立たないから、これから背負子を買いにいきなさい、という。それからひどく険しい山だから、両手を絶対に空けておかないといけないとも言われた。それから、幾つかの信じられないような話・・・・、全て、明日になれば本当かどうか分かるだろう。


 明朝、5時にホテル前で待ち合わせることにして、ホテルに戻った。

つづく。

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恵那への旅立ち  2010.10.10.(2)

2010-10-14 07:58:56 | Weblog




 朝の5時過ぎに自宅を出発。これから明石に住む友人を迎えに行き、その足で恵那にきのこ探しの旅に出ようとしている。家を出たときは深く霧が立ち込め、辺りはまだ暗かったが、コンビニに寄り、朝飯やらコーヒーやらを調達した後で、明石に向けて走っている途中で、空が明るくなり始めた。







 天気予報では、今日の昼くらいまでは愚図つくようなことを報じていたが・・・・、霧の晴れた後には青空が広がっていた。



 今日から、STさんのお招きで彼の地の「きのこ大爆発」の検証の旅に出掛けるのだ・・・


 それから、5時間後・・・・・、高速をひた走り、中国自動車道から名神、そして中央道と走り、恵那ICでSTさんと落ち合った。その後、STさんの自宅でコウタケのオニギリをいただき、里山へ向かった。その里山ではSTさんの友人、SZさん、HGさんと落ち合い、5人での散策となった。




サフラン


ゲンノショウコ

HGさん宅の庭で盗撮・・・・。


 2台の車を連ね近くの山に案内をしてもらう。まずは我々のための足慣らしの山らしい・・・・・


 連れて行ってもらった山を少しだけ登ると、沢山出ていたきのこ・・・・






オオムラサキアンズタケ     Gomphus purpuraceus (Iwade) K. Yokoy.


兵庫の山では滅多に出会うことはないきのこ・・・・、食べても歯応えがあり、良菌という印象のあるきのこだが、案内してくれた方々は、歯応えはあっても味がなく、味のないショウゲンジ(ボウズ)のように味をつけようと思っても味もつかない不味いきのことの評価だった。


そう言われると、以前自分で採取して食べたときの印象と重なる部分も多かった。綺麗なきのこ・・・ではあるが・・・・


 クリフウセンタケ(シバモチ)は、先週、出始めていたことを確認していたようだったが、我々の到着を待っていてくれたかのように、出盛っていた・・・・・






クリフウセンタケ     Cortinarius tenuipes (Hongo) Hongo




 この山はマツタケの出る山らしい。マツタケ山の定番、ホウキタケが沢山出ていた。






ホウキタケ     Ramaria botrytis (Pers.) Ricken



 この辺りがいつもマツタケのでるポイントだとのこと・・・・。探していると、あった・・・・・。





マツタケ     Tricholoma matsutake (S. Ito & Imai) Sing.


かくして、何の努力も運も使わず、マツタケに出会わせてもらった・・・・。


 その近くの斜面で・・・・





ホンシメジ     Lyophyllum shimeji (Kawam.) Hongo






ホンシメジ     Lyophyllum shimeji (Kawam.) Hongo




 少し、早かったようだが、久し振りの出会いだ。


 足慣らしを終えて、次の山に向かう途中でまた、出会った・・・オオムラサキアンズタケ。






オオムラサキアンズタケ     Gomphus purpuraceus (Iwade) K. Yokoy.



 次の山では何に出会うのか・・・・・

つづく。



コメント (2)
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