今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

伊那谷のバブルは弾けない、終わらない final.  2010.10.11.(3)

2010-10-18 23:29:24 | Weblog

テングタケ



 このテングタケ、小さなものでも傘の径は15cmを超えている。毒キノコだって迫力がある。皆が昼飯に降りてくるのを待って、周囲を散策する。


 STさんは、僕が花好きなのを知っていて、トリカブトが去年沢山咲いていた場所に案内してくれた。



マムシグサだろうか・・・




トリカブト


今年はきのこに怖気づいたのか、花は少し。


 戻る道、ささやかに・・・



出始めの・・・クリタケ



    
??



 車を停めた広場に戻ると、SZさん、HGさんと、管理をしているキミちゃんが戻っていた。SZさんは、とっておきのコウタケの場所に案内してくれた。見事な株を指して、持って行けと言う。




コウタケ


言葉に甘えて引き抜く。


 昼飯になった。これが、今回、特に印象に残ったものだ・・・・・



素朴な鍋


・・・に見えるだろう。菜っ葉ときのこの鍋。きのこはクリフウセンタケとマツタケが沢山。香りも出汁も凄い。松茸の土瓶蒸をがぶ飲みしているようだった。



 その後は、また・・・・





え・・・・、また?松茸?



牛肉もあるんだ!




楽しい昼飯


肉とピーマンは減ってゆくが松茸がなかなか減らない・・・・。昨夜からどれだけ食べてるんだろう。クロカワも焼いて食べた。



 いい加減、松茸と松茸山を堪能したが、昼飯後に今まで行っていない尾根を散策することにした。広い山で車に乗って15分くらい走り、山の反対側?から登る。




スギタケ・・・・綺麗



 急な斜面を登り、痩せ尾根伝いに歩く。登山の方がずっと楽だ。急斜面には獣道のような踏み跡だけ。鎖場もなくて、木の根、枝を掴んで登るしかない。




ケロウジ


この尾根には大きなケロウジばかり。そして・・・・



ニガクリタケ



 そして、去年の伊那谷でほとんどきのこの姿が無い中、これだけは山ほど出ていたっけ・・・。





ニンギョウタケ



 これが山ほど出るようじゃ、駄目だな・・・。諦めて山を降りることにした。急な斜面で降りるに降りられず、下る場所を探して歩いていた。


 その時、後を歩いていたSTさんが・・・、「何だ、これ、偽物か・・・」と話すのが聞こえた。そしてすぐ、大声で呼ばれた。尾根のすぐ下、崩れかけた所に開きかけた松茸が並んで出ていた・・・・。その肝心の場所の写真がない・・・・。興奮すると写真を撮るどころじゃなくなるんだな・・・。


 ひどい急な斜面で、片手で体を支え、残りの手で松茸を抜く。4本までしか持てないので、尾根の上に置いてからまた、採る。大きいのを抜くとその脇に蕾の松茸が現れる。尾根の下から採っているのでずり落ちそうになると、松茸に掴まって体を支えた・・・(大袈裟)。まあ、そんな訳で2人で大きな松茸を20本以上採った。



 大笑いしながら、今度こそ降りようと歩いていると、また・・・・





また、何本か出ていた。


 車に戻り、驚かせてやろうと、袋の中身を見せると、HGさんも友人も驚かない。なんでだろう・・・と思っていると、驚かされたのはこっちだった。


 HGさんは、急斜面を登る途中で、お腹が痛くなり、少々下る途中で、松茸に遭遇したそうで、周りを見回すと松茸だらけだったそうだ。皆を呼ぼうと思ったが・・・呼ぶに呼べなかったらしい。



5kgは超える松茸 一箇所で



 元の場所に戻り、撤収。湧き水の出ている場所で手や顔を洗う。



トリカブト



 アサギマダラが何匹かユラユラと飛んでいた。



アサギマダラ



 その後、SZさん、HGさんと別れ、STさんと恵那に戻り、友人と帰路についた。



名神高速道






三連休の最終日だけあって、高速は渋滞していて、帰宅したのは11時を過ぎていた。帰ってからしばらく、きのこの整理をしてから寝た。疲れたが、楽しかった。こんな経験は、もう出来ないかもしれないと思える・・・そんな2日間だった。ありがとう。



 あれから5日後の16日、STさんから連絡が入った。その後も続いているらしい。バブルは弾けない、終わらない。









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取り急ぎ・・・・ 水色のイグチ  2010.10.16.

2010-10-18 07:42:04 | Weblog




 土曜日、知り合いの所に寄った時に不思議なイグチに出会った。








 いつもホンシメジが出る場所に出ていた。傘が青い・・・水色。孔口は鮮黄色で、径は細かい。柄は径は2cmくらいあるだろうか、ヌメリを感じる。傘径は8cmほどだが、まだ若い菌だからもっと大きくなるだろう。傘にぬめりはない。変色性はなさそうだ。全体的にヌメリコウジタケを大きくして、傘に青いペンキでも塗ったような印象。水色と黄色はなんとも・・・、ミスマッチ。



 見ての通り、サンプリングしてあった個体。なんだこりゃ?
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