飯田の朝
恵那に夕方には着いたのだが、リサーチ不足で車中泊出来る場所のあてもなく・・・・、ウロウロしているうちにSさんからメールが来た。「取り敢えず晩飯を一緒に食べよう・・・・・」。
Sさんは広島に出張していたが前日に帰宅していたと思っていたが、暇だからもう一泊したのだとか(本人談)。行き当たりばったりの僕は、寝る場所のあてもなく、勧められるまま、その晩の宿まで世話になってしまった。。。
さて、朝が来た。6時に近所のホテルの駐車場でHさんと待ち合わせることになっている。行き先の飯田のマツタケ山は止め山で誰でも入れるわけじゃないし、のんびりで良いんじゃないの?と思うのは遊びの素人だ。一日、目一杯遊ぶには、早起きが一番。Hさんとは3年前に初めて恵那に来た時にもお会いして一緒にマツタケを採ったことがある。
飯田のマツタケ山に7時半くらいに到着。飯田の山は険しい。登山とは別物で、尾根までの急登は半端ではない。斜面の木の枝や根を頼りに登るため、両手を空けておくのが鉄則だ。沢沿いのちょっとした広場に車を停めて、急斜面を一気に登った。
斜面を登り、最初のマツタケに出会うまでには20分もかからなかった。
見事に開いている・・・・。この辺りではもう、終わりマツタケの季節なのだそうだ。マツタケは開きばかりで新しく出てくるものがほとんどなくなる季節。。。それでも、その頃に驚くほど大きなマツタケが出ることがあるらしい・・・・。
忘れてた・・・。Sさんの息子のユズキ君も入れて4人でマツタケを探す。額に注目。タンコブが出来ている・・・・。
マツタケも開きとなると一段と見易い。
山はとても乾燥しているので、雑きのこはほとんど出ていなかった。この乾燥状態ではイグチもどうかな・・・・。斜面では開きのマツタケは腐らずにミイラの様になっていた。
ドライ・・・
キアミアシイグチかな・・・・
マツタケ
マツタケ
ユズキ君のタンコブ・・・・、でかくなってない?
足元の枯れ葉を何となく、摘みあげてみると・・・・・
クロカワ
白いけれどクロカワ・・・・、白いクロカワは苦味が少なくて旨い。
ユズキ君の見つけた蕾のマツタケ。貴重品。。
マツタケは結構見つかるのだが・・・・・、開きが多いなぁ・・・・
二連発マツタケ
コウタケか・・・・、と思って収穫したのは・・・・
ケロウジ
飯田の山は何でもでかい。ケロウジだってこんなにでかい!
カノシタ
沢に下る急な斜面を降りてゆく途中におかしなものを発見した。
逆さマツタケ
傘を下に向けて、襞を表に出している・・・・・。苦労して抜き取るが、何度か斜面からずり落ちそうになった。ずっしりと重い。
マツタケを10本以上収穫して、一度沢まで下った。
沢の脇は、前の大きな台風の時に増水して周りの土を流してしまっていた。
登り始めてからまだ2時間しか経っていない。この調子なら一日、随分楽しめそうだな・・・・・。
つづく。