
ヒナノシャクジョウを観てから車を停めた場所に戻ってくると、見るからに勤め終えた「毎日、日曜」のおっさん二人連れが、
近づいてきて・・・・・
「この辺にサギソウが咲いていると聞いて来たのですがご存知ないですか?」と、聞く。
「奈良県から来たのですが、奈良県にはサギソウが咲いている場所がないので」。ほんまかいな!!
それで、近くの小さな湿地の場所を教えてあげたのだが、ちょっとで良いならすぐ近くに咲いていると思う、と言って案内した。
「あの辺に少しは咲いているはずだから・・・・」そう言って指さすと、予想外の場所に白い花が沢山咲いているように見えたのだ。
奈良県人は「あの白い花ですか?」と聞くので、「違う。あんなところでサギソウが咲いていたのはこれまで、見たことがない」
とは言ったのだが、その見えている白い花が何なのかは記憶にも無かった。
不思議に思って、奈良県人の後を湿地まで歩いて行った。


サギソウ
正体不明の白い花は、サギソウだった。
これまで、毎年、この場所のサギソウを見てきたと思っていたけれど、この場所で見たことが無かったのだ。池に突き出た洲のような場所。
雨が降らなければ池の水が曳いて乾いてしまうような場所なのだ。

これまで、観たことがない草原の真ん中にも小さな蕾を見つけた。この所の気候はサギソウには合っていたのだろうか?
一年で突然、サギソウの群生が出来るものなのだろうか?何とも、不思議な気分・・・・

