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カバイロツルタケ
夕方まで開かないミズオトギリとにらめっこしているわけにはいかない。ちょっと、ベンチの奥にある蕎麦屋が気になったけれど、隣の峰山高原まで走り、
カラマツ林を散策することにした。買ってきたおにぎりはカラマツ林のお気に入りの場所で食べれば良い。
車を降りてカラマツ林を目指すが周囲の様子が随分変わっていて、以前の道は立ち入り禁止になっている。森の中に入り込んで適当に歩いて行くと、
記憶にある場所に辿り着き、散策路に合流できた。
森はやはり乾燥していてきのこの姿はほとんどない。最初に見つけたのがカバイロツルタケ。それでも貴重。そして、さらに進んで・・・・
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Boletus Auripes
こいつ、きのこの少ない時にも眼の前に現れる・・・・
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森の奥からはわずかだが、沢に水が流れ落ちていてその周囲にはミズゴケが青々としているのだが、立木から葉がパラパラと落ちてきている。
木々は葉を落としながら乾燥に耐えているのだ。
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散策路をは日陰の中を続いていて、気持ちの良い道中なのだがきのこも、花もないのが寂しい。そして、着いたカラマツ林。
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カラマツ林の中を流れる沢の脇でザックを降ろし、昼飯を食べた。
誰も歩いてこない。カラマツ林の奥を観ていると熊でも下りて来ないかと心配になってしまうが、時々、鹿が飛び跳ねて行くくらい。
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左:キイボカサタケ幼菌 右:仲の良いタテハ達
昼飯を終えるとしばらくボーっとしていたが、車に戻ることにした。散策をの途中から森の中に入って行く。
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ヤマジノホトトギス
森の中にはまた散策路があって、ベンチに1人の初老の男性が腰かけて本を読んでいた。何か近づいて邪魔しちゃいけないような気がしたけれど、
道はベンチの脇を通っていて・・・・、挨拶をしてからちょっと話をした。この辺りの工事は新しくスキー場を作ろうとしているためとか、
この近くにエビネの咲く自生地があるのだとか。地元の方ということだが、仕事を終えて悠々自適の生活をされている様子。
遠くはない自分の生活を想うけれど、ここまでのんびりと過ごせるまでにはまだまだ、時間が必要だと思った。
あまり時間を潰すことは出来なかったが、ミズオトギリの湿地に戻ることにした。