いやぁすごい地震であった。
昨日11日14:46に起きたM8.8の大地震には魂消た。
生きた心地がしない、というのはこういうことを言うのだろうか。
震源地近くではそれどころの程度ではないだろうが
個人的な経験で言わせて貰えばまさに未曾有の経験である。
徐々に激しくなる揺れに揺れはじめの軽口はどこぞに失せて
周りの同僚の表情もこわばっているのが見て取れた。
ここは古いビルなのでねじれるような揺れで実に不安にかられた。
ネットで状況を確認しようにも停電でサーバも機能停止のようでお手上げ。
揺れが一段落したところで外庭を見下ろすと多くの人が避難していたので
私らも階段を降りて外に出る。
メールで家族の無事を確認しあう。
3時過ぎにも大きな余震があり地面の揺れをしかと感じた。
落ち着いたところで一端職場に戻るが業務は停止状態。
やがて帰宅可能な社員は帰宅可の通知。
交通機関は止まっているので復旧するまで会社に止まることにした。
停電はなかなか復旧せず暮れになりこのフロアに非常灯すらないことに
気付く。
帰宅困難者は最上階の食堂に集まる。
外を見ると東京方面や横浜方面は電気が復旧しているようだ。
何故か中原地区のみ復旧が遅れている。
そして、本館の方が自家発電で暖房もあるとのことで暗い階段を
降りて暗い夜道を歩き煌々と輝く本館に入る。
待機所は12階とのことでエレベータはないので階段を上る。
久々の12階段で息が弾む。
非常食の配給ということで非常用の水とビスケットが支給された。
結局ここで夜を明かすことにした。
私鉄は夜11時ころから復旧しだしたがJRは朝方7時か8時頃から
運転を開始しだした。南武線は8時半頃から動き始めたので
徐行運転ながら運行開始の電車に同僚と乗る。
10時半過ぎに帰宅する。
考えてみれば武蔵小杉まで歩き東横線で渋谷まで行き井の頭線・京王線と
乗り継げばもっと早くに帰れたかも、と思いつく。
いずれにせよ間引き運転と徐行運転だろうから考えるような
時間予想では帰れたとも思えない。
生きているとこんな生きた心地もしない経験を味わうこともあるのだ。
それにしても、帰宅して初めてテレビ映像を見たが現地の惨状には
驚くばかりである。
M8.8という世界最大級、日本観測史上最大の地震とのことで
状況の確認が進むにつれ被害の拡大が懸念される。
それにしても地震予知の難しさ、いや無意味さはここに極まる。
2日前の09日11時45分頃の地震に対ししばらく余震があるかも
というのが一般的な解釈であった。
東北の地震を契機にして内陸に歪が急にたまり最近地殻が一番脆い
中越地震の震源域に再び地殻変動があったことに対しても直接の
因果関係はないとお茶を濁している体たらくである。
これを前震、前ぶれと解釈した地震学者はただの一人もいなかった。
ましてや地震雲とかラドンとかその他もろもろの前兆現象から
地震発生占いが何一つなかったのも、こういう予知というものが
いかに世を惑わす眉唾の言説であるかが立証されたようなものだ。
なんたって世界最大級の大地震だよ。感覚鋭い者にすらその
前兆を嗅ぎ分けられなかった、予感できなかったのだから・・・
警世の賢人は今この大事な秋にひとりもいないのか。
昨日11日14:46に起きたM8.8の大地震には魂消た。
生きた心地がしない、というのはこういうことを言うのだろうか。
震源地近くではそれどころの程度ではないだろうが
個人的な経験で言わせて貰えばまさに未曾有の経験である。
徐々に激しくなる揺れに揺れはじめの軽口はどこぞに失せて
周りの同僚の表情もこわばっているのが見て取れた。
ここは古いビルなのでねじれるような揺れで実に不安にかられた。
ネットで状況を確認しようにも停電でサーバも機能停止のようでお手上げ。
揺れが一段落したところで外庭を見下ろすと多くの人が避難していたので
私らも階段を降りて外に出る。
メールで家族の無事を確認しあう。
3時過ぎにも大きな余震があり地面の揺れをしかと感じた。
落ち着いたところで一端職場に戻るが業務は停止状態。
やがて帰宅可能な社員は帰宅可の通知。
交通機関は止まっているので復旧するまで会社に止まることにした。
停電はなかなか復旧せず暮れになりこのフロアに非常灯すらないことに
気付く。
帰宅困難者は最上階の食堂に集まる。
外を見ると東京方面や横浜方面は電気が復旧しているようだ。
何故か中原地区のみ復旧が遅れている。
そして、本館の方が自家発電で暖房もあるとのことで暗い階段を
降りて暗い夜道を歩き煌々と輝く本館に入る。
待機所は12階とのことでエレベータはないので階段を上る。
久々の12階段で息が弾む。
非常食の配給ということで非常用の水とビスケットが支給された。
結局ここで夜を明かすことにした。
私鉄は夜11時ころから復旧しだしたがJRは朝方7時か8時頃から
運転を開始しだした。南武線は8時半頃から動き始めたので
徐行運転ながら運行開始の電車に同僚と乗る。
10時半過ぎに帰宅する。
考えてみれば武蔵小杉まで歩き東横線で渋谷まで行き井の頭線・京王線と
乗り継げばもっと早くに帰れたかも、と思いつく。
いずれにせよ間引き運転と徐行運転だろうから考えるような
時間予想では帰れたとも思えない。
生きているとこんな生きた心地もしない経験を味わうこともあるのだ。
それにしても、帰宅して初めてテレビ映像を見たが現地の惨状には
驚くばかりである。
M8.8という世界最大級、日本観測史上最大の地震とのことで
状況の確認が進むにつれ被害の拡大が懸念される。
それにしても地震予知の難しさ、いや無意味さはここに極まる。
2日前の09日11時45分頃の地震に対ししばらく余震があるかも
というのが一般的な解釈であった。
東北の地震を契機にして内陸に歪が急にたまり最近地殻が一番脆い
中越地震の震源域に再び地殻変動があったことに対しても直接の
因果関係はないとお茶を濁している体たらくである。
これを前震、前ぶれと解釈した地震学者はただの一人もいなかった。
ましてや地震雲とかラドンとかその他もろもろの前兆現象から
地震発生占いが何一つなかったのも、こういう予知というものが
いかに世を惑わす眉唾の言説であるかが立証されたようなものだ。
なんたって世界最大級の大地震だよ。感覚鋭い者にすらその
前兆を嗅ぎ分けられなかった、予感できなかったのだから・・・
警世の賢人は今この大事な秋にひとりもいないのか。
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