米の放射線実測図、政府が放置 原発事故避難に生かさず

今日は気になる世の中の出来事が多い。

これも朝日の記事だが、
「米の放射線実測図、政府が放置　原発事故避難に生かさず」
とのこと。
（東京電力福島第一原子力発電所の事故直後の昨年３月１７～１９日、米エネルギー省が米軍機で空から放射線測定（モニタリング）を行って詳細な「汚染地図」を提供したのに、日本政府はこのデータを公表せず、住民の避難に活用していなかったことがわかった。放射性物質が大量に放出される中、北西方向に帯状に広がる高濃度地域が一目でわかるデータが死蔵され、大勢の住民が汚染地域を避難先や避難経路に選んだ。
（中略）
外務省によると、測定結果を基に作製された汚染地図は３月１８日と２０日の計２回、在日米大使館経由で同省に電子メールで提供され、同省が直後にメールを経済産業省原子力安全・保安院と、線量測定の実務を担っていた文部科学省にそれぞれ転送した。文科省科学技術・学術政策局の渡辺格次長ら複数の関係機関幹部によれば、同省と保安院は、データを公表せず、首相官邸や原子力安全委員会にも伝えなかったという。）

政治や行政の切迫感のなさが感じられる。
所詮は現場から離れていることで他人事なんだろう。
政府や省庁の「情報を集めて秘匿し分析もしない」体質が
如実に現れている。
綺麗ごとで国民の安全・安心といいながら情報の活用が
できていないことで機能不全の状態であることは明らかだ。
早急に関係者の責任を追求すべきだと思う。

また、マスコミ大手の朝日が今頃になってこんな記事を出して
来て恥ずかしくないのだろうか。
米国政府が実測した情報を日本と共有していると昨年3月17日夕
（米国時間）時点で発表しているというではないか。

世界に情報ネットを張り巡らしていながらマスコミが知っていない
はずはない、と思う。

マスコミは第四の勢力と言われながら、その実、政府べったりの
意図的に歪曲された情報を垂れ流していた、と思われても
仕方ないような気がする。
そして時間が十分に立ってから免罪符を狙ったような
「今更のような」記事を書き立てる。
それでは遅いんだよ。

消費税が上がったら真っ先に新聞を解約しようかな。