気ままに自転車ツーリング♪

70代になり60代からの散歩が中心となりました。50代は健康維持のため何かスポーツをと、消去法でサイクリングでした。

最近の食品偽装=誤表示について

2013-11-02 19:17:47 | 印象的な世の中の出来事
阪急阪神ホテルズ(大阪市)がメニュー表記と異なる食材を使っていたことを発端にあちこちで同様の事態が発生している。
これは内部告発で発覚したことで「舌の肥えた」食に一家言ある客からのクレームではなかったようだ。

誤表示だろうが偽装だろうが表示価格で食べてそれに違和感がなくて代金を支払っていれば問題はないと思う。
誤表示なら「実際の食材と違うんじゃないの?」と問いただせばいいし、偽装なら「実際の食材と違うんじゃないか!」と問い詰めればいいだけのことだ。それが発覚しなかったのだから何をかいわんやである。
ただ、高いからというだけで何らかのことを期待して食べそして納得したんだと思う。

で、実は・・・

これって昨日見た「レッド・ライト」のラストの種明かしみたいなものだ。
騙されたことに満足している。

普段より高い料理を食べてそれに満足していればそれでいいのだ。
要は、食材の良さや調理の手際、味の良さがわからなくともそれに対価を払うことで経済は周り食べた人の満足感が充足される。
それに納得しないなら自分の味覚を信用せずに普通の値段相応の食事で満足すべきだろう。
1万円のディナーだろうが千円の定食だろうが大して変わらないと思う。
むしろ、一緒にテーブルを囲む面々とのひと時の楽しさにお金を払っていると思った方がよほど納得感が得られる、と思う。

ここんところ特定秘密保護法案の制定を画策しているようだが、これなんか何を食っているかわからんのを暴くことを禁じる法律だ。秘密の対象は恣意的に決まりそうだ。この法律は自分には関係ないと多くの人は思っているのだろう。
だが、こんなバカげた法律を制定しようとする政権を選択した不幸をいずれ気づくだろう。
冷めやすく流れに従うこれの繰り返しでますます世の中生きにくくなる。

私が社会人になった頃、社会はこれからますます良い社会になると思っていた。
でも、実際はどうなのか?
私は明確に{YES}と言えない。
でも2/3が良いと言える社会ならそれでいいのだろう。世の流れに身を置くのも気楽で良かろう。

本多 勝一氏は日本人を「メダカ民族」と表現した。ただ、流れに流され右左に漂う。
それで自らの意思で動いていると思っている、と。

本多 勝一氏はここんところ全くメディアに登場しないが今の世相をどう思っているのだろう?
氏の言論に反発する人も多かったが私は彼の著作の多くを評価している。それ以上に松浦総三氏の言説にも高い評価をしている。

現在を鋭角的に切り取るハッとするような言論、論説が見当たらない。
既成の事実の積み上げが一定の域に達したのか。
そういう既得権益、既成事実、一定の名声に胡坐をかきはじめた現在だからこれくらいは良かろうとつい調子を放(こい)てしまい限度を超えたところでしっぺ返しを食らうようだ。
※放(こ)いてしまい  放く=こく 屁を放く  初めて知った。漢検1級保持者にも漢字の奥が深いと再認識。

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