裏磐梯初雪。
甲府沼越しに望む磐梯山もだいぶ白くなった。
街に降りる、猪苗代の田んぼにはたくさんの白鳥飛来。
ああ、いよいよ冬到来・・・
裏磐梯初雪。
甲府沼越しに望む磐梯山もだいぶ白くなった。
街に降りる、猪苗代の田んぼにはたくさんの白鳥飛来。
ああ、いよいよ冬到来・・・
11月10日 我が夫婦48回目の結婚記念日、
我々は昭和50年(1975年)結婚した。
式で点灯したウエディングキャンドル、20年数年ぶりに火を灯した、
そしてキャンドルの灯火をじっと眺めている、
披露宴の司会を努めてくれたのが前出、悪友のK・・・
キャンドルに刻まれた年数、今では飾りともに消えてしまっている。
結婚記念日の10数年は必ず点灯したものだ、が、
いつしかその年数のメモリを燃やすのが面倒となり、止めてしまった、
そしてキャンドルの存在すら・・・
ふらっと最近行ったことのないグランデコに行ってみる。
晩秋の風景の下、ゴンドラが運行していることを知る。
スキーを止めすでに25年近く、止めた理由は飲酒運転の取締が厳しくなり、
ビールが飲めなくなってしまった、シャトルバス利用な可能だろうが・・・
ゴンドラ終点のレストランではカクテル、そして
ゲレンデ中間点のレストハウスにはケンタッキーフライドチキンがあり、
ビールも飲める時代があった。
ケンタッキーフライドチキンでビールが飲める、
当時そんな場所は日本はここにしかなかったと思う。
今ではビールも飲める店舗はあるようだが。
スキー「年寄りの冷や水」どころか最早無謀、後期高齢者の戯言か。
ゴンドラをみていて昔の思い出とともにふとそんな気になった。
庭の紅葉真っ盛り、その紅葉を眺めながら思うこと、
人間は必ず死ぬ。
老夫婦に残された時間はわずか、
未来のいらぬ心配、不安をいだいたりする余計な時間はない。
今日過ぎゆく一瞬、一瞬、楽しむ、今日一日を大切に過ごす、
それが私たち、老人の根本思想であるべきだろう。
数日前に来てくれた85歳の従兄、酒飲みながらの話題の多くは昔話、
自然我ら國元家の話になる。
國元家8代の泰一叔父が書籍として書き残した記録、
出版ごとに送ってもらった書籍をほとんど読んだ覚えがない、
しっかり読んだ記憶がない、故に話が噛み合わない。
上越市助役を2期努めた叔父が闘病中に執筆半ばで旅立ってしまってから、
従兄弟たちの努力によって出版にこぎつけた本もある。
そんな私の冷たい態度に従兄は怒りさえ感じたことだろう。
今にして思えば彼が来た目的、國元家のルーツを共有し、話し合いたかったのだろうかと思う。
それに全く答えることなく終わってしまった自身の思慮のなさ、無関心さ、冷酷さ・・・
断捨離を逃れ、倉庫にその本が3冊とも残っていた。
今日さっと目を通しただけ、だが、だが悲しみを通り越し、
人間であることの、生きることの強烈な虚しさを感じ、
読み進む事ができない。
本が出てきたものの複雑な思い出や感情が絡み、もつれ、
これ以上読む勇気、気力がない。
目にしなければよかった、捨てられていたら、とさえ思う。
人間の存在意義はあるのか?宇宙の存在意義は?・・・・
今年は夏の異常な暑さのためか、庭の紅葉も残念ながら艶やかとは言い難い。
昨日から有間川から従兄、御年85歳のKが我が家にやってきてくれた(写真右端の御仁)
今、生き残っているのは彼と私の4人兄弟5人のみ、叔父、従姉妹はすでにあの世の人。
80歳を前にして弱音を吐いている私とはまるで違う。
孫を連れて北アルプス、そして四国霊場を八十八ヶ所、
スペインサンティアゴ・デ・コンポステラ巡礼、熊野古道、東海道を歩き通し、
麓から10日間近く、高度順化をしながら6000Mを超えるキリマンジェロの頂に立つ、
もはや怪物、そんな彼と昨夜は遅くまで酒を酌み交わした。
私が目覚め時にはエントランスをきれいに掃き清め、早朝散歩、いやいや・・・
朝食後は裏磐梯の各所を巡った。
自身の弱さ、心身ともに鍛え直さなければならない、とつくづく・・・
害獣駆除ボランティア活動、我が家にもイノシシ捕獲トラップを仕掛けてくれたN氏から
裏磐梯長寿会が毎木曜部に行っているグランドゴルフのお誘いをいただく。
ゲートボールとの違いも知らぬままに初めて参加、会員20人近くの老人がコースを設定している。
素晴らしくきれいに手入れされた高麗芝、サッカーコート2面近くはあるだろう。
こんな施設が裏磐梯にあった驚き、そして私より高齢なお年寄りのはつらつとしたその動き。
私と同年齢だが遥かに若さ、動き、姿勢のいい、H氏から懇切丁寧にルールを指導してもらいつつ、
コースを廻る。おおよそゴルフと同じ、ロング、ミドル、ショートホールがあり、
ロングでは目一杯クラブを振らなければならないほど。
広大な風景、快適な青空の下、2時間ほどグランドゴルフを楽しむ、
感謝、感謝!!!
10月18日
紅葉真っ盛りのスカイライン、ドライブ、これほど混みあっているスカイラインは初めての経験。
駐車場はどこも満車、素晴らしい紅葉をゆっくり車を止め、愛でることができない。
車窓からの見物、それでも時にはよかろう。
13年乗り続けたプリウス、6回目の車検、修理工場に行く、
大古車、なんとか大金をかけずにパスして欲しい。
留守している間に森から庭に続く小道、4箇所罠を仕掛けたと電話が入った。
数日前に猪に毎日のように庭を掘り起こされ困っていると、
家庭菜園をしているご近所の方に相談したところ、
村の害獣被害対策、害獣を罠で捉えるチームに依頼、
早速手配いただいたのだ、感謝。
果たして、罠にかかった猪、見たいやら見たくないやら、複雑な心境。
9月13日
何かに急かされているかのように午前中薪割り、
残りわずか、気温24度c、日陰、水分補強なし、
昼食時にビール、気の緩みがあったか、
シャワー後、珍しく30分ほど午睡、途中寒さ感じ窓閉める。
秋元湖まで散歩、ふらつく、ビールの残酔?
釣り、サップを楽しむ若人、美しい風景、だが気分が良くない、草原に座り込んでしまう。
帰宅後も吐き気、夕食も摂ることができず、横になる。
8時、吐き気収まり、軽く夕食、夏休み来た孫の状態と同じ、軽い熱中症だった。
一昨日ダイニングで音楽を聴いていた、突如豪雨、叩きつけるような雨音、雷鳴、
音楽が聴きづらいほど。
しばらく続く豪雨、青い閃光と同時に猛烈な爆発音、一瞬何が起こったか理解できず。
庭の木に雷が落ちた?閃光を見た方向を窓越しに眺めるもそれらしき異常は発見できず。
そして今日、お隣さんから落雷場所を聞いて知った、家の前の木に落ちたという。
一瞬私が見た閃光は反対側の窓ガラスに映ったものだったのだろう。
路上の飛び散った木の破片は片付けてくれていた。
生々しい落雷の爪痕、草むらに飛び散った木片が残ってた。
薪作りをしている場所から10mも離れていない。
落雷ショックでブレーカーが落ちただけですみ、
パソコン等、電気製品に何の被害になかったという、
我が家ではブレーカーも落ず、音楽は鳴り続けていた。
いずれにせよお隣、我が家共、何も被害なく幸運だった。
気温は高いが澄み切った青空には秋の気配、
コンビニに行ったついでに夏草茂るレンゲ沼にいく。
コバギボウシ花ざかり、花が咲いてその存在に気付く、
庭にもこぼれ種で増えたコバギボウシがあり、咲いているのであろうが
ほかのホスタの花と区別がつかず、存在感は希薄。
久しぶりに甲府沼へ、10日ほど前、息子や孫達がバス釣りを楽しんだのだが、
たくさんのブルーギルの生息に驚いていた、ここにも知らぬ間に心無い釣り人の
ギャング放流か、甲府沼に流れ込む河川はない、
ブラックバス、ついにブルーギルか、悲しいことだ。
24日、私の誕生日、来年はいよいよ80歳の大台、
だからと言って特別の感慨はない、が、少なくともこの世に生を受けたことに感謝し、
『たとえ明日 世界が滅びようとも 私は庭にりんごの木を植える』
残り少ない余生、楽観主義者として全うしようと思う、できることを願う。
秋元湖でバス釣り、湖面を吹き渡る風爽やか、
ガスバーナーで作った味噌汁、持参したおにぎりの美味しいこと。
スモール、ラージ共にに釣ることができ、満足した模様、秋元湖の静けさがいい。
午後から雷雨の予報、早めに始めたバーベキュー、ビールの旨さ格別、
大人数でのバーベキューの特別の楽しさ。
孫娘が母親の誕生日のジェノワーズから焼く本格的なバースデーケーキ作り、
オーブンの熱も加わり、暑い厨房に数時間、熱中しすぎ、完成するや、
文字通り軽い熱中症、夕食も摂れずダウン、
が、数時間後には回復し、母親(嫁)の誕生日会、美味しいバースデーケーキを
全員で頂き、楽しい誕生日会になった。
こんな夏休み3日間を過ごし、二男家族、それに犬のココ、今日帰っていた。
3月末、お役御免の除雪機、
移動しようとエンジンをかけたがオーガを上下させるレバーを操作するも動かず、
油圧系統の故障、オーガを引きずってしまう。
そんな理由で移動できず、今日までエントランス前に置いたままになっていた。
やっと今日、修理工場のキャリアカーがやってきてくれた。
動かぬ除雪機を苦労の末、さすが専門家、なんとかキャリアカーに載せ、修理工場へ、
これでやっとエントランス前、そして気分もスッキリ、
だが30数年前の機種、新しい部品はない、古い除雪機の油圧機を探し、
調達しなければならぬという、果たして修理できるだろうか?
潮の香りを嗅ぎにいわきの海に行く。
誰もいない海辺の広い砂浜に座り込んで持参した「おにぎり」を食べる。
暖かい潮風、気分がとてもいい。
砂浜にたくさんのハマボウフウ、摘まべば強烈なセリの香り。
「道の駅よつくら」により、たまご、いちご、野菜等を買う。
残念なことにお気に入りの生臭くない「たまご」なし、最近入荷がごく少ないとのこと。
帰路は妻が運転、70km以上で走っていたが感が働いたのか、後続車に道を譲り、
スピードを落とす、や、すぐに道端の茂みにしそむ警官に気づく。
先に4,5台のパトカー、ネズミ捕り、過去に2回捕まっている妻、経験からの学習か、なんとかセーフ。
私自身は対向車のパッシングライトに何度も助けられ、スピード違反の切符を切られた経験はない。
小寒い、夕方薪ストーブに火を入れる。
夕食は湯豆腐、燗酒赤人気、ビールを飲まない酒だけの夕食は珍しい。
暖かい部屋、薄着、明かりはオイルランプ、薪ストーブ、TV、ノートパソコンのモニターだけ、
昨夜久ぶり観た映画、西部劇『シェーン』が良かった、改めて主演のアラン・ラッドを調べている。
1964年50歳没、170cmの私より小柄、晩年は鬱を患い、
死因は大量のアルコールと睡眠薬摂取とある、大昔のこととはいえ、知れば侘しい。
例のごとくアルコールなし、紅茶を飲みながらブルックナーの交響曲をずっと聴いている。
No. 3 Günter Wand NDR-Sinfonie Orchestera
No. 4 ‘Romantic’ Günter Wand Berlin Philharmonic Orchestra
No. 7 Herbert von Karajan Wiener Philharmoniker
カラヤンの7番、絶品。
明日は天気が回復する予報、南会津方面にドライブでも、と思っている・・・
30本ほどの芍薬の花束を抱いて熱塩加納の花美氏御夫妻が突然お越しになる。
これほどすばらしピオニーを見たことがない、これぞゴージャスの極み、
残念ながら裏庭にいたので花美氏の来訪に気づかず、
お茶、お話しさえできず、残念でならない。早速妻が花瓶三本に分け、居間、ダイニングルームへ。
小寒い一日、夕食後、薪ストーブに火を入れる、外気温10°c、室温一気に上がり27°c、
最近飲みすぎ、夕食後は飲まない覚悟をしていた、で薪ストーブで沸かしたお湯で紅茶、
香り付にコニャック、飲みながらルネ・ヤコブ(Rene Jacobs)のマタイ、3時間近く一気に聴き終える。
録音、演奏ともに素晴らしい、現在最高の『マタイ受難曲』と言い切れる。
紅茶を飲みながら音楽を聴きながら半世紀近く前の遠い記憶を辿っている、
薪ストーブの薬缶のお湯を湯呑のティーバッグへ、キオスクで買ったダルマ小瓶(オールド)を大量に注ぎ、
一人黙然と啜っている、古い昔の朝日岳小屋の思い出・・・
すでに5年前、その朝日岳に行った、新しい小屋は電気が煌々と灯され、トイレは水洗、
食事も山の中を忘るほどの素晴らしさ、すべてが変わっていた。
時の流れの速さ、恐ろしさ、今の自分に朝日岳を訪れる体力、気力は既にない。