庭の片隅にひそやかにプロスぺリティーが咲いている。この庭になん種類のHybrid Musk roseがあるのだろうか。この魅力的なクラスのバラが知らぬ間に増えてしまった。Prosperity、Penelope 、Cornelia 、Robin Hood、Felicia、Ballerina 、Buff Beauty・・・Joseph Hardwick PenbertonとTrierぬきではこの魅力的なクラス、Hybrid Muskは語れない。ペンバートンはTrier(Peter Lambert, 独、1904年作出(R. multiflora X 'Rêve d'Or' ) X unknown)とハイブリットティーを掛け合わせ、誰もが知っている歴史的名花を次から次生み出す事になる。ハイブリットムスクには日本のノイバラ、R. multifloraとノアゼット、レーブドールの血が入っているのを知った・・・これは意外であった。
Danae 1913 Trier x Gloire de Chedane-Guinosseau
Moonlight 1913 Trier x Sulphurea
Clytemnestra 1915 Trier x Liberty
Daybreak 1918 Trier x Liberty
Pax 1918 Trier x Sunburst
Prosperity 1919 Marie-Jeanne x Perle des Jardins
Vanity 1920 Chateau de Clos Vougeot x Seedling
Nur Mahal 1923 Chateau de Clos Vougeot x seedling
Penelope 1924 Ophelia x?
Cornelia 1925 ?
Robin Hood 1927 Seedling x Mrs Edith Cavell
Felicia 1928 Trier x Ophelia
Francesca 1928 Danae x Sunburst
Ballerina 1937 Bentall Robin Hood x ?
Buff Beauty 1939 Bentall William Allen Richardson x seedlin
Danae 1913 Trier x Gloire de Chedane-Guinosseau
Moonlight 1913 Trier x Sulphurea
Clytemnestra 1915 Trier x Liberty
Daybreak 1918 Trier x Liberty
Pax 1918 Trier x Sunburst
Prosperity 1919 Marie-Jeanne x Perle des Jardins
Vanity 1920 Chateau de Clos Vougeot x Seedling
Nur Mahal 1923 Chateau de Clos Vougeot x seedling
Penelope 1924 Ophelia x?
Cornelia 1925 ?
Robin Hood 1927 Seedling x Mrs Edith Cavell
Felicia 1928 Trier x Ophelia
Francesca 1928 Danae x Sunburst
Ballerina 1937 Bentall Robin Hood x ?
Buff Beauty 1939 Bentall William Allen Richardson x seedlin
夕暮れの庭を眺める。シロヤナギに絡みついたツタウルシが色付き始めているのに気付く。吾妻山、磐梯山の山頂付近の紅葉は真っ盛りであろうか?紅葉前線は山頂から麓に向かって一気に下り始めていることだろう。来週はそんな紅葉探しに山に登ろう。吾妻山にしようか、それとも安達太良山か。
暗い潅木の茂った山道に沿ってたくさんのドクツルタケが生えている。最強の毒キノコと言っていい。一本、およそ8グラム食べると適切の処置をしなければ確実に死に至るという猛毒菌。激しい下痢、数日後に肝臓や腎臓がスポンジ状に破壊されるというから恐ろしい。ごく普通に生えており、誤食される危険性が高く、毒キノコによる死亡事故の半数近くはドクツルタケだという。(御霊櫃峠付近にて10月2日撮影)
三森峠手前の御霊櫃峠に行く。峠は明治半ばまで会津と安積平野を結ぶ要路、戊辰戦争では会津藩と仙台藩が交戦、今でも峠付近には保塁が残る古戦場。峠に車を置き、いつも車に積んであるトレッキングシューズに履き替え、額取山を目指す。この山脈は左に猪苗代湖、右には色づく安積平野の稲田の広がる分水嶺。広大な眺め、足元にはアザミ、トリカブト、マツムシソウ、秋の花々が咲く。6月の山ツツジ咲くこの峠にまた来て見よう。すばらしい峠だ。
久しぶりに荒れ果てた庭の手入れをする。春にはほとんどボールディングして終わってしまったコンテドシャンボール (Comte de Chambord)が秋の日差しの中でこの上なく美しく咲いている。このバラとジャック カルティエ( Jacques Cartier) との類似性、混同を数年前にはよく目にした。まったく違う二つのバラの混同など考えられないのにどうしてこういうことがマコトシヤカに取りざたされたのであろうか。Marchesa Bocccella vs Jacques Cartier・・・ジャック カルティエとマルチェサ ボッチェラのアメリカでの論争・・・そのような論争、研究、探求が日本から発信されないのは、バラを愛する日本人としては何か悲しい。