裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

無感動な雪の森の散策とヨーヨーマの無伴奏チェロ組曲

2008年01月16日 | 聴く・観る・オーディオ・映画・パソコン
五色沼の森を散策する。雪の森の道は踏み固められ、スノーシューはザックにくくり付けられたまま、無用の長物。そんな森の一時間のウォーキングで心を動かされたものと言えば、わずか毘沙門沼に悠然と浮かぶ白鳥、乾燥しきった雪の感触だけ。年を重ねることで失われるもの・・・ではない。
夕食後、薪ストーブの前でグラッパを飲みながら最近手に入れたヨーヨ・マの無伴奏チェロ組曲を聞く。(1994年録音 INSPIRD BY BACH)バッハが生き返った。無伴奏チェロ組曲が生き返った。興奮し、感動し、一気に6曲聞き終える。無伴奏との出会いは堤 剛の1969年から70年にかけて録音されたLPであった。いかにも若さの目立つ荒い演奏であった。その後ロストロポーヴィチ(1992年フランス、ヴェズレー教会での録音)の全曲録音CDをしばらく聞くことになる。ロストロポーヴィチ入魂の演奏は平板で抑揚、陰影がなく、全くの期待はずれ、聞くたびに無伴奏がこんなに感動のない作品だったか・・・だが今日のヨーヨ・マが別次元の感動を与えてくれたのだ。無伴奏チェロ組曲が私の中がで生き返った・・・・ところで、ああ、情報があまりにもふるいなあ・・・
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