裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

新しいデジタルアンプに愕く

2009年02月08日 | 聴く・観る・オーディオ・映画・パソコン
今日、新しいアンプが届いた。ダイニングルームのアンプの調子が悪く、買い替えざるをえなかった。ソニー、TA-F510R、安物のプリメインアンプ、13年使用した事になる。オーディオ機器は壊れない限り買う事はない。若いころ、オーディオにはまり込んだ時期があった。アンプだけ思い出してもトリオTW61から始まり、KA6000そしてパイオニアSA-9900、当時の国産大出力アンプを次々買い替えた・・・幸いな事に、熱はセパレートアンプ、外国製品に及ぶことなく、ばかげたことになる前に冷めた。
ところで今回買い求めた安物のアンプ、オンキョーCR-D2はCD、チューナーも付いている。CDレシーバーというらしい。昔はこの手のアンプは総合アンプ、あるいはトライアンプと言ったと思う。早速CR-D2を自室で視聴。ダイニングのBOSEを壁からはずす事は出来ないので、リアとして使っていたDENONの10cmフルレンジスピーカーを物置から探し出し、つなぐ。意地悪くボリューム上げていつもは聞かないベートーベン、シンフォニー5番、おお、やるじゃないか。本気になる。続いて聞きなれたマーラー4番。目を閉じ、聞き込む。恐ろしいほど透明、しっかりとした定位。解像度の高さ、オーケストラの各パートが浮き上がるように、キャスリン・バトルのブレス、息遣いまでが聞き取れる、なんと美しい静寂・・・・目を開ければ、ちっぽけな安物のスピーカーが置かれている信じられない光景・・・
これは恐ろしいほどの体験であり、聞いた事がない、とんでもない音であった。ちっぽけなアンプが安物のフルレンジスピーカーをこれほどすばらしく駆動するとは・・・
冷静に考えれば当然なのかもしれない。浦島太郎が突然変わった世界に驚いているだけかもしれない。10数年のブランク、それほど愕く事ではないかもしれない。
だが、それにしてもCR-D2、この価格、もはやコスト‐パフォーマンスなどと言う次元を超えてしまった。自信を持って言い切ることが出来る。CR-D2がミニコンのカテゴリーを越えた超弩級のアンプである事を。ちょっと酔い過ぎかな・・・
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