会津若松に買い物。
いまやスーパーマーケットの棚には震災前と同じように必要なものほとんどがある。
一時期の買占めや買いだめに走る殺気立つような雰囲気はまるで無い。
まだ休業中のガソリンスタンドが多いためか、国道沿いの開店しているガソリンスタンドには数十台の行列がある。
裏道のスタンドでは待ち時間なし、楽に満タン給油、これで1000kmOK、しばらく給油の必要は無い。ハイブリット車、万々歳か。
だが、いづれすぐにガソリン不足の問題も解消される事だろう。
帰路は猪苗代湖沿いのR49で、途中長浜に寄る。北国に帰るオナガガモ、ハクチョウの群れ。
近くによって見れば悲しいことにハクチョウの多くは羽に大きなダメージが見受けられる。
故郷に帰ることのできないハクチョウの家族たち、多くは帰国を諦め猪苗代湖で夏を越すことになるのだろう。
ハクチョウたちのやさしい眼差しからその悲劇をまったく感じ取ることができない。見る者にはそれがなおさら痛々しい。
大震災、そして原発、故郷にしばらく帰ることができない多くの被災者、思考は悪夢のような現実に引き戻されて・・・