裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

白布峠を越えて

2017年07月19日 | 日常生活

カラリとした気持ち良い晴天。久しぶり峠を越えて山形へ。

スカイバレー登り口でブレーキを踏まなければならないほど車のすぐ前を横切るクマに遭遇。

野生動物が人間の生活圏に接近しすぎるこの頃、相互にとても良くないことだ。

昨日は我が家の菜園がサルに荒らされ、収穫間近のジャガイモがほとんど食べられてしまって、ガッカリしているところだ。

帰路、夕暮れの桧原湖越しの磐梯山が立派。

庭の小川にヘイケボタル飛び始める。

7月12日

初めて勝常寺参拝。朽ちた山門の奥にある薬師堂には薬師如来坐像が安置されている。こんな朽ちたお堂(室町初期に再建された堂)

に無造作に安置されている美しく、力感あふれる国宝薬師如来像に衝撃を受ける。仏像を前にしてこれほど深く心揺さぶられた経験はない。

さらにコンクリート製の収蔵庫には日光、月光菩薩像、スラリとした二尊。これ衝撃二弾。

平安初期に作られた美しき国宝三尊、湯川村という田園の中の朽ち寺、勝常寺、

火災、戦火、盗難に遭わずに知られざる宝物が存在し続けてきたことに驚かざるを得ない。

国宝・三体、重要文化財・薬師堂一棟、仏像九体、これらを何気なく収蔵する勝常寺の存在はまさに奇跡と言っていいのだろう。

今では福島にこんな名刹が存在することを誇りに思う。

福島にお越しの際は是非勝常寺、できたら磐梯町にある慧日寺を訪れてから勝常寺に向かうことを強くオススメいたします。(勝常寺は要予約)

7月13日

梅雨の晴れ間、シャトルバスを利用して雄国沼にゆく。

諦めていた今年のニッコウキスゲ、雪解けの遅れた分なんとか間に合うことができた。

ヒオウギアヤメ、サワラン、トキソウ、花ざかり。

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