裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

金継ぎ

2018年03月04日 | 飲む 食べる

お気に入りの酒器、どういうわけか気に入っていたものから割れていく。

安価なものだが赤地健の赤絵の盃が特に気に入っていた。

それが欠けてしまった。東京に居たとき、もう30年近く前になる。

爾来、ずっと捨てることができず、食器戸棚の隅にひっそり存在し続けた。

最近、金継ぎという補修技法の存在を知り、お気に入りだった酒器の復活に挑戦した。

無骨ながら漆と金を施され、酒器は味わいを増しつつ見事蘇った。

赤地健の赤絵の盃、砥部の山水の杯、九谷の赤絵徳利で20数年ぶり、酒が飲める・・・

ああ、なんと幸せなことだ。

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