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裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

モーツアルト ハイドン・セットそしてFestetics Quartetのことなど

2019年01月23日 | 聴く・観る・オーディオ・映画・パソコン

夕刻、また雪が激しく降り出した。今日もモーツアルトを聴いている。

K421,459のカップリング、スメタナ四重奏団のLPを聴いたのが引き金、ここ数日狂ったようにハイドン・セットを聴いている。

手元のコレクション、ジュリアード、クイケン、モザイク、フェシュテティーチ(Festetics)を聴き、

さらにamazon musicにあるズスケ、ハーゲン、モーツアルテウム四重奏団を聴き通している。

早書きの天才、モーツアルトが二年以上もの時間を費やし、作曲した渾身の作、

6曲の弦楽四重奏曲、ハイドン・セットは敬愛する大先輩のハイドンに献呈した。

ハイドン・セットは類まれなる名曲に違いない。だがその作品にはモーツアルトらしからぬ深刻、力みすぎの気配を感じる。

本来の天衣無縫、頬撫でる春風のような爽快な軽やかさを失ったモーツアルトに魅力はない。

従ってベートーヴェンの弦楽四重奏楽曲を聴いてるようなジュリアードの演奏は全く好みに合わない。

ピリオド楽器を使用したクイケン、モザイク、フェシュテティーチがいい。

特にフェシュテティーチの演奏にはモーツアルトのうっとりするような心地よさがある。

Festetics Quartet、日本ではほとんど無名である。1985年ブダペストで結成され、

ハイドンの全68曲、モーツアルト全23曲の弦楽四重奏曲を録音している。

ハイドンの弦楽四重奏曲を何曲が聴いたがこれも典雅、優雅、とても素晴らしい。

だが時間を持て余す老人とはいえ、およそ3時間のハイドン・セットを繰り返し何度も聴いている、なんとも・・・

(1972年4月来日の折 青山タワーホールにて世界初のデジタル録音 この歴史的 画期的なディスクは1973年10月13日購入)

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