NHKオンデマンドで、山女日記というドラマを繰り返し観る。中でもアルプスの女王、燕岳がお気に入り。
ミーハーの典型、ドラマが切っ掛けとなり、雨を覚悟で7月17日、燕岳に登ることとなった。
山頂小屋の燕山荘には50数年前、学生時代の山友のFと正月泊まったが、その時期、奇跡的な晴天、
目の前の燕岳には登らず、聳え立つ槍ヶ岳に引きずられるように大天井岳に向かってしまった。
今回の山行、燕山荘のすぐ手前、唯一の岩場でアオノツガザクラをカメラに接写で収めようとしてバランスを崩し、2,3m落下止まり、幸運に骨折、ひどい打撲もない。
右手、裂傷打撲、流血で済む。筋力の衰え、バランスの悪さ、年寄りの冷や水、老人の悲しさか。
それでも飛んでしまったカメラ、メガネを探しに慎重に草付きに降り、しつこく探してメガネ、液晶画面に傷が付いたもののカメラ探し当てる。
燕山荘にチェックインした後、事故を忘れ、生ビールを何杯も、何杯も。ビールを飲んでいる私の傍に雷鳥がヒナを連れてやって来る。
その後、往復1時間、濃いガスの中、ほろ酔いで初めて燕の頂に立った。
燕岳、深田久弥が100名山に燕を入れなかった理由が解った気がする。素晴らしすぎる山、これ以上登山者を増やしたくなかった?
快適な燕山荘、翌朝の一瞬の眺望、そしてあのコマクサの群落・・・
もうこれ以上言うことはない。そうそう言い忘れた。コロナの影響で7月15日燕山荘が営業を始めたが17日の宿泊客は100人ほどいたと思う。
そのほとんどが若者、山に若い人が戻ってきた、とても嬉しいことだ。
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