裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

東京の蕎麦 藪蕎麦 粋 江戸文化の一端

2023年06月23日 | 飲む 食べる

昨日、NHKの「サラメシ」を観た、特に好きな番組ではない、

が吉右衛門が出る(彼の映像はない)ということを聞いていたので。

番組の最後にほんの少し、吉右衛門と並木藪、

いつも吉右衛門はまず笊蕎麦、そして天ぷら蕎麦、最後にまた笊蕎麦を手繰ったという。

菊正を飲み、蕎麦を楽しんだ、天ぷら蕎麦は「天ぬき」と想像したりしている。

海老は車海老ではなく、芝海老のかき揚、これが本道と思う、神田藪も同じ。

東京時代はよく蕎麦屋に通った、そして酒を飲んだ。

この地に居を移し驚いたこと、天ぷら蕎麦は天ぷらが別盛り、

そして蕎麦つゆの薄いこと、粗末なこと。

特に並木藪の蕎麦つゆは濃い、辛い、蕎麦を全部猪口に入れていまうと辛すぎる、

汁の濃さに合わせて蕎麦を入れる、吉右衛門はそばの先を少しだけ入れる、

と先代から教わっていた言っていた、江戸文化の粋の極みの一端。

ところで二八蕎麦、語源は諸説あるが落語家が控えめに言うところによると、

二×八=十六、ご存知落語「時そば」蕎麦一杯十六文、二八蕎麦、いかにも江戸の粋、そう思いたい。

会津若松に買い物にいったついで、そんなことから昼食は鶴ヶ城近くの蕎麦となった、

妻、天ぷら蕎麦、私は笊蕎麦、例のごとく天ぷらは別盛り、お味はともかく、

東京にいって蕎麦を、天抜きを、そしてうなぎ屋で酒を飲みたい。


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