新品のスキー一式を車に積み込み、グランデコに向かう。
ゴンドラがまだ動いておらず、クワッドリストのみ稼働、ちょっと落胆、
シーズン前、デコ駐車場はガラガラに空いている。
なにせ30年近くのスキー、ちょっとした緊張している自分であった。
もちろん初心者コース、滑り出し、こんなものか、これから勘も戻るだろう、
だが、ポジションが取れない、スキーにうまく乗れない、しばらくして転倒、
もがく、起き上がることができない、転倒の名人の私が起き上がることさえできない、
急激に自信喪失、すべてが初心者以下のレベル、下るにつれ、慣れるどころか、転倒の連続十数回、
何をやってもダメ、コース真ん中で転倒、もがく老人の情けなさ、混雑したゲレンデでは危険な行為、
2回ほど若者から大丈夫ですか、心配して声をかけてくれ、手を差し伸べてくれる。
老人、大丈夫、なんとか自分でやる、空元気の情けなさ、たった1回の滑降で疲れ果てる。
完膚なきまで打ちのめされた今回の初滑り、もう止める?
疲れ果てているにも関わらず帰宅後したことはスキーを家に持ち込み、
スキー靴自体が進化している、倒れた時の立ち上がりの練習、これですぐ立ち上がれる、
こんなことから自信を取り戻そうかと。
心のダメージが回復したらまたチャレンジのつもりである。
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