1997~98年に掛けて、ルノー・アルピーヌA110 1600SCとエッティンガー・カラヴェルWBX6 3700Eの二台を立て続けに失った私はかなり落ち込んでいました。どちらのクルマも普通に市場に流通しているようなクルマではなく、同じクルマを買い直すことなんて出来ませんでしたからね。
そこで私が次の一台として選んだクルマは、アルファ・ロメオのSZ(ES30)でした。アルファ・ロメオがザガートとのコラボレーションによって製作した11000台の限定車(実際は1036台生産)です。バブル期と重なったこともあり、発売当初は2000万円を超えるような異常なプレミア付きで取引されていたクルマまでありましたが、さすがに私が購入を考えた頃にはかなり沈静化しており、無理すれば何とか手が届くクルマとなっていました。

クルマ探しは当時埼玉県の入間市にあったアルファ・ロメオ専門店、 ガッタメラータ の鈴木康平社長に一任することにしました。鈴木さんとは私がまだ大学生で、鈴木さんがディーラーのサービス課長だった頃からのお付き合いだったのです。そしてこの画像のクルマ、シャーシ・ナンバーZAR18200003000398のSZがやってくることになりました。今からちょうど12年前、1998年の6月16日のことです。

購入当初はマフラーやコンピュータが社外品に交換されていたため、それだけはすぐにノーマルに戻しましたが、元々の状態が非常に良かったたこともあり、ほとんど手のかからないクルマでした。以前にも書いた通り、当時は実用車としてVWゴルフⅢのCLディーゼルやメルセデスの300TE等を乗り継いでいたものの、このSZにも助手席にチャイルド・シートを取り付けて、娘の保育園への送迎や日常の足に使うことが珍しくありませんでした。

右側が私のクルマ。この娘がもう中学生なんですから、時の経つのは早いものですね。
このクルマ、私が所有している間に様々な自動車雑誌に登場しています。この『ROSSO』誌の2000年3月号の表紙で雛形あきこさんと一緒に写ってるのも私のクルマです。

ところがその2年後、我が家にBMW M1がやってくることになり、自宅にはSZの置き場所が無くなってしまいました。当初はM1と入れ替えで手放すことを考えていたものの、中々諦めが付かず、結局は鈴木さんに頼み込んで ガッタメラータ で預かっていただくことにしました。勿論、車検も切らずにいつでも動かせるように整備していただいていましたし、車両保険も上限までMAXに入ったままでした。
しかし、当然のことながらこういったクルマは手元にないと乗らなくなるものです。最低でも半年に一度は乗ろうと思っていましたが、結局2001~2003年の車検期間、2年間に走った走行距離はたったの385kmに過ぎませんでした。さすがの私でも、そろそろ潮時だということは分かりました。そして、たまたま ガッタメラータ でSZの売り物を探していたこともあり、手放すことを決意しました。2003年8月のことでした。
この画像は手放す直前に撮影したもの。左は現在も所有しているポルシェ011です。当時の我が家には直列(M1)、V型(SZ)、水平対向(911) と、3台の6気筒エンジン搭載車があったんですね。

もちろん今でもSZは物凄く好きなクルマの一台です。街で見掛けたりすると、姿が見えなくなるまで目で追ってしまいますし、手放してからも売り物は常にチェックしているという状況が続いています。もしかしたら、いつの日か再び、SZに乗るような日が来るのかもしれません。
そこで私が次の一台として選んだクルマは、アルファ・ロメオのSZ(ES30)でした。アルファ・ロメオがザガートとのコラボレーションによって製作した11000台の限定車(実際は1036台生産)です。バブル期と重なったこともあり、発売当初は2000万円を超えるような異常なプレミア付きで取引されていたクルマまでありましたが、さすがに私が購入を考えた頃にはかなり沈静化しており、無理すれば何とか手が届くクルマとなっていました。

クルマ探しは当時埼玉県の入間市にあったアルファ・ロメオ専門店、 ガッタメラータ の鈴木康平社長に一任することにしました。鈴木さんとは私がまだ大学生で、鈴木さんがディーラーのサービス課長だった頃からのお付き合いだったのです。そしてこの画像のクルマ、シャーシ・ナンバーZAR18200003000398のSZがやってくることになりました。今からちょうど12年前、1998年の6月16日のことです。

購入当初はマフラーやコンピュータが社外品に交換されていたため、それだけはすぐにノーマルに戻しましたが、元々の状態が非常に良かったたこともあり、ほとんど手のかからないクルマでした。以前にも書いた通り、当時は実用車としてVWゴルフⅢのCLディーゼルやメルセデスの300TE等を乗り継いでいたものの、このSZにも助手席にチャイルド・シートを取り付けて、娘の保育園への送迎や日常の足に使うことが珍しくありませんでした。

右側が私のクルマ。この娘がもう中学生なんですから、時の経つのは早いものですね。
このクルマ、私が所有している間に様々な自動車雑誌に登場しています。この『ROSSO』誌の2000年3月号の表紙で雛形あきこさんと一緒に写ってるのも私のクルマです。

ところがその2年後、我が家にBMW M1がやってくることになり、自宅にはSZの置き場所が無くなってしまいました。当初はM1と入れ替えで手放すことを考えていたものの、中々諦めが付かず、結局は鈴木さんに頼み込んで ガッタメラータ で預かっていただくことにしました。勿論、車検も切らずにいつでも動かせるように整備していただいていましたし、車両保険も上限までMAXに入ったままでした。
しかし、当然のことながらこういったクルマは手元にないと乗らなくなるものです。最低でも半年に一度は乗ろうと思っていましたが、結局2001~2003年の車検期間、2年間に走った走行距離はたったの385kmに過ぎませんでした。さすがの私でも、そろそろ潮時だということは分かりました。そして、たまたま ガッタメラータ でSZの売り物を探していたこともあり、手放すことを決意しました。2003年8月のことでした。
この画像は手放す直前に撮影したもの。左は現在も所有しているポルシェ011です。当時の我が家には直列(M1)、V型(SZ)、水平対向(911) と、3台の6気筒エンジン搭載車があったんですね。

もちろん今でもSZは物凄く好きなクルマの一台です。街で見掛けたりすると、姿が見えなくなるまで目で追ってしまいますし、手放してからも売り物は常にチェックしているという状況が続いています。もしかしたら、いつの日か再び、SZに乗るような日が来るのかもしれません。