半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

『田老かりんとう』 の話。

2011-03-20 10:00:00 | 和菓子
この 『田老かりんとう』 は、いつも宮古から来たお友達が持ってきてくれていたものです。




黒糖を渦巻きのように練りこんで、一枚一枚手で焼いて作られていました。



このかりんとうを作っていた “田中菓子舗” さんがあった田老地区は、岩手県宮古市の海から目と鼻の先の場所。過去に何度も津波による災害を経験してきたこともあり、 “万里の長城” の異名をとるような高さ10mという世界でも屈指の巨大な防潮堤を備えていました。しかし、残念ながら今回の震災による津波で非常に大きな被害を受けてしまいました。

現在、田中菓子舗さんはもちろん、田老地区がどのような状況になっているのかは全く分かりません。

大変美味しいお菓子なので、いつかきちんと紹介しようと思って撮影しておいたのですが、このような形で紹介することになり、大変残念です。いつか再び、この味を楽しめる日がやってくることを願って止みません。



追記(2011年03月20日)
みちゃこ様よりの情報で、田中菓子舗さんご一家がご無事に避難されていることが分かりました。よかった。


追記(2011年03月25日)
京都の佐藤様よりの情報で、田中菓子舗さんは高台に移転され、お店の再開のためにご家族で皆さんで頑張っていらっしゃるという情報を頂きました。また一つ、訪ねてみたい場所が増えました。

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4 コメント

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V (みちゃこ)
2011-03-20 14:14:41
こんにちは。
突然すみません。

私のおじいちゃんちは、田中菓子舗さんの前にあり、

避難者の中に、田中菓子舗さんご一家の名前がありました。


みなさん、ご無事のようです。


ただ、私の祖父母の家の家が全壊だったので、おそらく田中菓子舗さんのお家も全壊されたかと思います。

私も田老かりんとうが大好きなので、

いつかいつかまたあの味に会えることを楽しみにしています。


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ご無事でよかった。 (半谷)
2011-03-20 17:00:54
みちゃこ様

皆さん、ご無事だったのですね。良かった。
きっと再びあの味を楽しめる日が来ること願っている人達が、日本中にいることでしょう。

私もその日がくるのを信じて待つことにします。

半谷
返信する
うれしいニュース (京都の佐藤)
2011-03-25 07:08:13
はじめまして。
京都の佐藤と申します。

田老の田中菓子舗についてお知らせしたくて書き込みしています。

今回の震災で、田老はかなりひどい被害を受け心配していましたが、数日前にご家族の無事がわかりました。

そして、お店は全壊しましたが、
今、高台で店を再建するため、家族みんなで頑張っていらっしゃいます。
またあのかりんとうが食べられるとわかり、すごくうれしいです。


田中菓子舗の奥様とは携帯で連絡がつくようになりました。

今日(3月25日)の日刊スポーツ紙には、
田中菓子舗の記事が写真つきで載っています。

もしよかったら見てください。



田中菓子舗で検索したらこちらのページが出てきたので、
お知らせしたくて書き込みしました。

失礼いたしました。
返信する
嬉しいニュースですね。 (半谷)
2011-03-25 10:08:02
京都の佐藤様

田中菓子舗さんのお話、ありがとうございました。やはりあの味の復活を待ち望んでいる方が日本中にいらっしゃるのですね。

再建されたら、直接お店を訪ねてみたいと思います。

半谷
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