学問空間

「『増鏡』を読む会」、第9回は2月22日(土)、テーマは「上西門院とその周辺」です。

ない物ねだり?

2006-12-18 | その他
ない物ねだり? 投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2006年12月18日(月)21時39分54秒

『硫黄島からの手紙』を見たのですが、期待が大きすぎたためか、いろんな点で納得がいかなかったですね。
一番の不満は硫黄島攻防戦の全体像が描かれていなかったことです。
『父親たちの星条旗』では摺鉢山の戦いで戦闘場面が殆ど終わってしまって、後は戦時公債募集キャンペーンの場面ばかり続きましたが、実際には摺鉢山を占領した後に、アメリカ海兵隊にとって地獄の2週間が待っていて、将校クラスを含め連日数百人が次々と死んで行った訳ですね。
そのあたりが『硫黄島からの手紙』で描かれるのかと思ったら、こちらでも中盤が抜けていて、回想場面が続いた後、いきなり終盤に至るという感じでした。
栗林中将やパン屋の店主の家族愛も悪くはないんだけど、その背景として、最終的に日本側2万人がほぼ全滅、アメリカ側も戦死約7千人、「将校36名、兵866名の兵力で上陸した普通の大隊が、戦いが終わったときには平均して将校16名、兵300名に減っていた。」 という、今のイラクがのどかに思えるような壮絶な戦いが展開されたことがきちんと描かれないと、個人的エピソードも生きてこない感じがしました。
それと憲兵が町内をパトロールしていて民家の犬を射殺するという話はちょっとウソ臭い感じがしたのですが、何か出典のある話なんですかね。
http://www.iwojima.jp/data/data2.html

>NAO4@吟遊詩人さん
>後半失速
確かに後半は物足りないですね。
文章もくどく、繰り返しが多くて、もう少しすっきりした構成にしてほしかったとおもいます。

>水戸御史大夫さん
水海道市は常総市になってしまったんですね。
私も報恩寺とその周辺に行ったことがあります。
ぶらぶら歩いていただけですが。
http://www.fureai.or.jp/~bandou/index.htm

>如月さん
お疲れ様でした。
第四楽章のみならず、他も文章にまとめていただけたらと思います。
コメント
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