学問空間

「『増鏡』を読む会」、第9回は2月22日(土)、テーマは「上西門院とその周辺」です。

霊山町

2011-04-20 | 東日本大震災と研究者
霊山町 投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2011年 4月20日(水)23時07分34秒

>筆綾丸さん
まあ、人間的には善意に満ちた良い人なのでしょうが、情報の津波に巻き込まれて、何も見えなくなってしまっていますね。
中村氏ほど極端でないとしても、経験・職業・学歴に関係なく、混乱状態にある人は本当に多いですね。
若い人には、ちゃんと勉強しろ、と言えますけど、気の毒なのは高齢者で、今さら原発の難しい話を理解するのは無理ですからね。

先日、相馬市の松川浦に寄った後、国道115号線(中村街道)経由で福島市に向かったのですが、この道路は「計画的避難区域」候補の筆頭として全国的に有名になってしまった飯舘村のすぐ北を通っています。
北畠親房・顕家父子らを祀る霊山神社(伊達市霊山町)も近くだったので、久しぶりに参拝してみたところ、建物は地震でかなり傷んでしまったようでした。
霊山町は落ち着いた良い雰囲気の町ですが、飯舘村の北西ですので、もしかすると、ここも「計画的避難区域」に入れられてしまうのかなあ、と心配になりました。
高齢者に避難を強要するのは本当にやめてほしいですね。

写真はたまたま通りかかった道にあった猫(?)の像ですが、どんな信仰なのかはわかりませんでした。
飯舘村も多分こんな雰囲気の、のんびりした山村なんでしょうね。

霊山神社
http://www.genbu.net/data/mutu/ryouzen_title.htm

※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/5813


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「原爆が投下されました!」

2011-04-20 | 東日本大震災と研究者
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2011年 4月20日(水)07時27分41秒

文教大学教授中村修也氏は3月14日に「核融合炉が吹き飛んだチェルノブイリ」、3月28日に「核融合炉の冷却の問題」と書かれていますが、核融合炉は今世紀の後半になったら実現するかもしれない未来技術であって、チェルノブイリも福島第一原発も核融合炉ではないですね。

http://blog.goo.ne.jp/shuya1128/e/16600fd1045eb83ee6c46facb86d0712
http://blog.goo.ne.jp/shuya1128/e/d1023fb35ba7a2b06f56e26a3ada2807

また、「原爆が投下されました!」というタイトルの4月7日の投稿には次のような記述があります。

---------
原爆が投下されました!

4月7日付の読売新聞の朝刊の記事によりますと、
「格納容器内の放射線量は、3号機で燃料棒が大きく露出したと考えられる3月14日、毎時167シーベルトを記録した。この数値は、1時間浴びた場合、広島に投下された原爆の爆心地から400メートル地点での被曝線量(163.7シーベルト)に匹敵する。」
ちなみに、
「1号機の放射線量の最高値は162シーベルト(3月14日)、2号機が同138シーベルト(同15日)。」
とのことです。
つまり私達は福島に3発の原爆を投下されたのと同じ目にあわされているということです。
しかも、それは最近のことではなく、
3月14日~15日という、3号機の建屋が吹き飛んでも、「大丈夫です」と報道されていた時のことです!!!
なんという情報の隠ぺいでしょうか。
東電も政府も信用できません。
すると、当時よりも濃い濃度の汚染水が出てきている今は、いったい本当はどれほどの放射線量なのでしょうか。
空恐ろしくなります。
みなさん、心してください。
風評ではなく、新聞の記事です。
新聞によると、我々は少なくとも広島レベルの原爆を3発は東電に落とされているということです。
そして、それを政府が隠蔽していたということです。
http://blog.goo.ne.jp/shuya1128/e/884620a855d5a60c2964d615aa62026b

この出典となる読売新聞の記事をネット上では確認できないのですが、これに近いものとしては以下の記事がありました。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110406-OYT1T00589.htm

私は読売新聞の「この数値は、1時間浴びた場合、広島に投下された原爆の爆心地から400メートル地点での被曝線量(163.7シーベルト)に匹敵する」との記述が正しいのかどうか知りませんが、まあ、爆心地から400メートル地点だったら、1時間のんびり被曝する前に、核爆発の壮絶な破壊力で瞬時に死亡すると思いますので、仮に事実としては正しいとしても、比較の対象として適切とは思えないですね。
この記事に基づき、中村氏は「新聞によると、我々は少なくとも広島レベルの原爆を3発は東電に落とされている」と書かれていますが、こういう記述は学者として、また教育者としていかがなものですかね。
少なくとも、読売新聞は「我々は少なくとも広島レベルの原爆を3発は東電に落とされている」とは書いておらず、これは中村氏の意見ですね。

中村氏のブログは、私にとって「原発問題の事実関係」については参考になりませんが、危機においてパニックに陥り、恐怖を煽り立て、風評被害を拡大させる人の事例としては興味深いので、今後も継続的に観察してみたいと思います。

コメント (1)
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